信号発生器の代表的なメーカー一覧|特徴・用途別に比較
**信号発生器(シグナルジェネレータ)**は、電子回路の評価・通信機器の開発・EMC試験などで用いられる重要な計測器です。
現在、国内外で多くのメーカーが信号発生器を製造しており、価格帯や用途、周波数帯、機能に応じたラインアップを展開しています。
ここでは、T&Mコーポレーションが正規取り扱うブランドを中心に、主要な信号発生器メーカーの特徴を整理します。
国内外の信号発生器メーカー一覧(代表例)
メーカー名 | 本社 | 特長 |
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SIGLENT(シグレント) | 中国・深セン | 高性能任意波形/RF/IQ変調対応。上位機は最大40GHz/IQ出力/高位相安定性。コスパも◎ |
OWON(オウォン) | 中国・厦門 | 教育・初級開発向け。2chファンクション+簡易AWGモデル。手頃な価格帯で導入しやすい |
Keysight(キーサイト) | 米国 | 高精度・高安定性。RF・通信試験・5G研究用途の最上位機種。価格は高め |
Rohde & Schwarz(ローデ・シュワルツ) | ドイツ | 通信規格準拠信号、ベクトル変調対応機器が強み。EMC試験・放送分野にも強い |
Tektronix(テクトロニクス) | 米国 | 教育機器からRF測定まで幅広い。PCソフト連携も優秀 |
GW Instek(インステック) | 台湾 | 手頃な価格のファンクションジェネレータを多数展開。汎用的な構成が魅力 |
SIGLENTとOWONの比較(T&M正規取扱ブランド)
項目 | SIGLENT | OWON |
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周波数レンジ | 最大40GHz(SSGシリーズ) | ~25MHz程度(AGシリーズ) |
出力精度 | 高安定OCXO内蔵モデルあり | 基本信号出力用(TTL/CMOS) |
任意波形出力 | 16bit/大容量メモリ(SDG6000X) | 1ch/2ch Arb対応モデルあり |
用途 | 通信開発、RF、設計評価 | 教育、回路入門、研修用途 |
価格帯 | 中〜上位(性能に見合う) | 入門向け・教育導入しやすい価格帯 |
選定時のポイント
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RF試験・高周波通信評価 → SIGLENT / Keysight / Rohde & Schwarz
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教育・実習・社内トレーニング → OWON / GW Instek / Micsig
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高精度な任意波形/パルス制御 → SIGLENT SDGシリーズ
まとめ
信号発生器の選定は、「目的 × 周波数帯 × 波形機能 × 価格帯」のバランスが重要です。
T&Mコーポレーションでは、SIGLENT、OWONをはじめとする多様な機種を正規総代理店として販売・導入サポートしております。使用用途に応じたご提案も可能ですので、お気軽にご相談ください。