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総務省は、不法無線局の疑いのある無線機器(いわゆる「偽基地局」)からの携帯電話サービスへの混信事案が確認されたとして、国民に対し注意喚起を行っています(2025年5月2日公表)。

この偽基地局は、主にフィッシング詐欺を目的として悪用されており、携帯電話の利用者が被害に遭う可能性があるため警戒が必要です。


 

偽基地局の危険性 ユーザーが行うべき対策

  1. iPhoneの対策

    • iPhoneには2Gをオフにする個別の設定はありませんが、セキュリティ機能である「ロックダウンモード」の活用が推奨されています。

 

ロックダウンモードとは、国家支援のサイバースパイ活動などの高度なサイバー攻撃から身を守るための、Appleデバイス向けの究極のセキュリティ対策です。このモードを有効にすると、機能やアプリ、Webサイトが制限され、デバイスの操作に制約が生じますが、その代わりに攻撃対象となる領域が大幅に減少し、金銭目的のスパイウェアなどによる標的型攻撃からデバイスを保護します。
 
ロックダウンモードで制限される主な機能
    • メッセージ:
      画像、ビデオ、オーディオなどの添付ファイルはブロックされ、一部のリンクのプレビューも無効になります。
       
  • FaceTime:
    これまでに通話したことのない相手や、連絡先以外からの着信が拒否されることがあります。
     
  • 共有アルバム:
    Appleサービスにおける共有アルバムの機能が無効になります。
     
  • 構成プロファイルとモバイルデバイス管理 (MDM):
    構成プロファイルのインストールやMDMへの登録がブロックされ、遠隔からの操作や設定変更を防ぎます。
     
  • ウェブサイトとアプリ:
    一部のアプリやWebサイトが制限される、または使用できなくなります。
     
 
どのような場合にロックダウンモードが有効か
  • 国家支援のサイバー攻撃やスパイウェアの標的になっている可能性があると懸念される人。
     
  • 高度なサイバー攻撃から情報を保護する必要がある企業や組織の関係者。
     
  • 行政機関や医療機関など、金銭目的の攻撃から自身や組織の情報を保護する必要がある場面。
     
注意点
  • ロックダウンモードは非常に強力なセキュリティ機能ですが、完璧ではありません。
     
  • 設定するとデバイスの機能が制限されるため、通常の利便性が損なわれます。
     
  • 最新のソフトウェアにアップデートしてから有効にすることが推奨されます。
     
iOS/iPadOS/watchOS/macOSでの利用
 
  • iPhone、iPad、Apple Watch、Macで利用可能です。
  • iOS 16以降、iPadOS 16以降、watchOS 10以降、macOS Ventura以降に対応しています。

 

ニュース”偽基地局”の仕組みや対策、日本スマートフォンセキュリティ協会が解説ページを公開

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/2010059.html

島田 純2025年4月25日 13:20 日本スマートフォンセキュリティ協会

「2Gを許可する」を無効化すると詐欺SMSを受信しない

2G通信の無効化(Android端末の一部)
Androidの場合は「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」>利用しているSIMの「2Gネットワークの保護」または「2Gを許可」をオフにすることが最も確実です。


【通信が丸見えに】総務省が異例の警告!スマホ回線を奪うニセ基地局の脅威!は、偽基地局の仕組みや接続時の被害について詳しく解説しており、総務省の警告の背景を理解するのに役立ちます。