DONUT LABの全固体電池は、従来の電池開発の常識を覆すような「独自の材料構成」と「新しい製造プロセス」を採用しているとされています。
CES 2026での発表やその後の報道(2026年1月時点)から判明している、技術的な裏側を解説します。
🧪 1. 材料構成:脱リチウム・脱レアアース
最も衝撃的なのは、リチウムイオン電池の主役であるリチウム(Li)を使用していないという点です。
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「塩」ベースの電解質(Solid-state Salt Battery):
リチウムやコバルトといった地政学的に不安定で高価な材料に頼らず、地球上に豊富に存在する「塩(ソルト)」をベースにした材料を使用していると報じられています。
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アモルファス二酸化チタン(TiO2)の活用:
フィンランドのタンペレ大学の研究(Dr. Bhuskute)に基づくと推測されており、結晶構造(レンガ壁のような構造)ではなく、**アモルファス(スポンジのような無秩序な構造)**のナノ構造体を採用しています。
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利点: 結晶構造ではないため、充放電時のイオン移動による膨張・収縮でも「ひび割れ」が起きにくく、これが「10万サイクル」という驚異的な寿命の鍵とされています。
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擬似容量(Pseudocapacitance)の利用:
通常の電池のようにイオンが材料の奥深くまで潜り込むのではなく、表面付近で素早く反応する仕組み(ベルクロのようなイメージ)を利用することで、5分という超高速充電を可能にしています。
🏗 2. 製造プロセス:革新的な「印刷」技術
従来の電池工場のような巨大な真空ラインや複雑なコーティング工程を必要としないのが特徴です。
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スクリーン印刷(Nanofluid Printing):
「ナノ流体」と呼ばれる粘土状の材料を用い、スクリーン印刷技術によって電池を製造します。
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柔軟な形状: 「Clay-like(粘土のような)」と表現されるこのプロセスにより、ドローンのボディや車両のシャーシそのものを電池にするなど、自由な形状設計(Structural Battery)が可能です。
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製造パートナー「Nordic Nano」:
この技術の核心は、フィンランドのナノテクノロジー企業 Nordic Nano との提携にあります。彼らが太陽電池開発で培ったナノ流体印刷技術を電池転用することで、従来の電池製造コストを大幅に下回る(LFP電池と同等以下)価格での量産を狙っています。
📊 従来技術との比較
| 項目 | 従来のリチウムイオン電池 | DONUT LAB(全固体) |
| 主材料 | リチウム、コバルト、ニッケル | 塩、二酸化チタン等(豊富) |
| 電解質 | 可燃性液体 | 非燃性固体 |
| 製造方法 | 複雑な塗工・乾燥・真空工程 | スクリーン印刷 |
| 充電時間 | 20〜40分(80%まで) | 約5分(100%まで) |
| 寿命 | 1,000〜2,000回 | 最大100,000回 |
🔍 今後の注目ポイント
DONUT LABは**「論文発表はせず、独自の企業秘密として保持する」**というスタンスをとっています。そのため、現在はまだ「魔法の電池」に見える部分が多いのも事実です。
2026年第1四半期に予定されている Verge Motorcycles への搭載車が実際に公道を走り、第三者による分解調査(ティアダウン)が行われることで、これらの革新的な材料とプロセスの実力が白日の下に晒されることになります。
出典:Google Gemini
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