トレンチ型SiC-MOSFETは、従来のプレーナ型が抱えていた物理的な限界(JFET抵抗やセル密度の制約)を打破するために開発されました。
両者の性能の違いをまとめると、以下のようになります。
プレーナ型 vs トレンチ型の性能比較表
| 比較項目 | プレーナ型 (Planar) | トレンチ型 (Trench) | トレンチ型の優位性 |
| オン抵抗 ($R_{onA}$) | 高い(JFET抵抗がある) | 極めて低い | 約30%〜50%低減 |
| チップサイズ | 大きい | 小さい(高集積化) | 同じ電流なら小型化可能 |
| スイッチング損失 | 普通 | 低い | 容量が小さく高速動作 |
| ゲート信頼性 | 高い | 対策が必要(電界集中) | 構造の工夫で克服中 |
| 短絡耐量 (SCWT) | 比較的強い | 弱い傾向 | 設計による調整が必要 |
| 製造コスト | 安い | 高い(工程が複雑) | 量産効果で低下中 |
具体的な3つの性能差
1. オン抵抗の劇的な低減
プレーナ型では、電流が横方向に流れてから縦に抜ける構造上、JFET抵抗という「電気の通り道の狭まり」が発生していました。トレンチ型はゲートを垂直に埋め込むことでこの狭い通り道をなくし、SiCのポテンシャルを最大限に引き出した超低抵抗を実現しています。
2. スイッチングスピードと損失
トレンチ型はセルを微細化できるため、デバイス全体の寄生容量(ムダな電気を溜める部分)を小さく抑えることが可能です。これにより、ON/OFFの切り替えがより高速になり、切り替え時に発生するスイッチング損失を大幅にカットできます。
3. チャネル移動度の向上
SiC結晶には「電気が流れやすい方向」があります。トレンチ型は溝の側面(垂直面)を利用することで、プレーナ型の表面よりも電子がスムーズに動ける結晶面を使用できるため、効率がさらに高まります。
トレンチ型の「課題」と克服技術
トレンチ型は高性能な一方で、溝の角(コーナー部)に電気的なストレス(電界)が集中しやすく、ゲート絶縁膜が壊れやすいという弱点がありました。
これに対し、現在の主要メーカーは以下のような高度な構造を採用しています。
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ダブルトレンチ構造: ソース側にも溝を掘り、電界を分散させる(ロームなど)。
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保護用P層の配置: トレンチ底部の下に特殊な層を設け、電界が直接ゲートに当たらないようにガードする。
出典:Google Gemini
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