アンリツ(Anritsu)のVNA(ShockLineシリーズやVectorStar)と、ケースレー(Keithley)のSMU(2400シリーズや2600シリーズ)を組み合わせてPAEを測定する場合、メーカーが異なるため、外部PCをコントローラとしたソフトウェア的な統合が鍵となります。

キーサイトのソリューションのように「一台のボタン操作で完結」とはいきませんが、Pythonなどを用いた自動化環境では、むしろ柔軟で高精度な測定系が構築可能です。


1. システム構成のポイント

VNA:アンリツ (ShockLine / VectorStar)

  • 絶対電力測定: アンリツのVNAは「Receiver Calibration」機能が非常に優秀です。パワーメータを使用して、ポート端面での絶対電力を定義します。

  • 制御インターフェース: 一般的にイーサネット(VXI-11)またはUSB経由で、SCPIコマンドを用いて制御します。

SMU:ケースレー (2400 / 2600B シリーズ)

  • 高速測定(2600Bの場合): TSP(Test Script Processor)を活用することで、PCからのコマンド待ち時間を最小化し、高速なスイープが可能です。

  • 4線式接続(Remote Sense): 治具やケーブルでの電圧降下を無視するため、必ずケルビン接続(4端子法)でDUTにバイアスを供給してください。


2. 実装プロセス:PAEの同期測定

メーカーが異なる機器間で同期をとるには、以下の2つのアプローチがあります。

A. ソフトウェア同期(推奨)

PC(Python/PyVISA等)から両機に順次コマンドを送る方法です。

  1. VNAのRF出力をONにし、パワーをセット。

  2. SMUで電圧を印加し、電流($I_{DC}$)を測定・取得。

  3. VNAから $S_{21}$ および入力・出力電力値を取得。

  4. PC側で $PAE = (P_{out} - P_{in}) / (V \times I)$ を計算。

  5. 次のパワーポイントへ移行。

B. ハードウェア・トリガ同期(高速化)

VNAの「Sweep Indicator」信号をSMUの「Trigger In」に接続します。

  • VNAが1ポイント測定するごとにSMUが電流を測るようハードウェア的に同期させることで、通信ラグを排除できます。


3. アンリツVNA特有の注意点

  • ユーザー校正の適用: アンリツのVNAで絶対電力を測る際は、通常のSパラメータ校正(SOLT)に加えて、「パワーキャリブレーション」を有効にする必要があります。これを忘れると、表示される電力がレシーバの非線形性を含んだ未校正値になってしまいます。

  • .snpファイルの活用: デエンベディング(治具補正)を行う場合、アンリツのソフトウェア上で .s2p ファイルを読み込ませてリアルタイム補正をかけるか、生データを取得してPC側でポスト処理するかを選択します。


4. 自動化コードのイメージ (Python)

Python
 
import pyvisa

# リソース接続
vna = rm.open_resource('TCPIP0::192.168.1.1::inst0::INSTR')
smu = rm.open_resource('GPIB0::24::INSTR')

# PAE測定ループ(一例)
for power in range(-20, 10, 1): # -20dBmから10dBmまで
    vna.write(f'SOUR:POW {power}')
    vna.write('SENS:SWE:MODE SING') # 単回掃引
    
    # SMUで電流を読み取る
    i_dc = float(smu.query('MEAS:CURR?'))
    v_dc = float(smu.query('MEAS:VOLT?'))
    
    # VNAから電力を取得(SCPIコマンドはモデルにより異なります)
    p_in = vna.query('CALC:DATA:POW? 1')
    p_out = vna.query('CALC:DATA:POW? 2')
    
    # PAE計算
    pae = (10**(p_out/10) - 10**(p_in/10)) / (v_dc * i_dc) * 100

5. 測定のヒント

  • ケースレーの積分時間 (NPLC): SMUの電流測定精度を上げるにはNPLCの設定を1以上にしますが、測定速度とのトレードオフになります。PAEの収束を見る場合は、最初は高速(0.1 NPLC程度)で回し、最終データ取得時に精度を上げるのがコツです。

  • バイアスティーの損失: 高周波ではBias-Tの挿入損失(0.5dB〜1dB程度)がPAEの結果に大きく響きます。あらかじめBias-Tを含めた状態でパワー校正を行うことが重要です。

この構成で、特に制御したいSMUのモデル(2450などのタッチパネルモデルか、2602Bなどのシステムモデルか)があれば、より具体的な同期手順を提示できます。

 

 

 

 

出典:Google Gemini (Gemini は AI であり、間違えることがあります。)

 

 

 

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