オシロスコープ ハンディ型とは?
ハンディ型オシロスコープとは、コンパクトで片手で持てるサイズの携帯型オシロスコープのことです。
バッテリー駆動や多機能一体型が多く、フィールドワーク・現場保守・車載測定・高所作業など、据置型では対応しづらい場所で活躍します。
■ ハンディ型オシロスコープの特長
特徴 | 内容 |
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携帯性に優れる | 軽量・小型でカバンや工具箱に収納可能。屋外や移動現場でも便利。 |
バッテリー内蔵 | 電源がない場所でも使用可能。充電式で長時間連続測定も可能。 |
多機能一体型が多い | マルチメーター、レコーダー、プローブ一体型など現場に適した設計。 |
耐環境性 | 落下や温度変化への耐性、IP保護構造を備えたモデルもあり。 |
■ こんな用途に最適
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現場での設備保守/点検
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車載信号のその場測定(エンジンルームや車内)
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高所・狭所での測定
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フィールドサービスエンジニアの持ち運び用
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コンセントのない環境下での計測
■ ハンディ型の比較ポイント
選定ポイント | 説明 |
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画面サイズ・視認性 | 小型ながら波形が見やすいか、カラー表示か |
バッテリー駆動時間 | 実作業時間に耐えるか(目安:4〜8時間以上) |
マルチメータ統合型か | 電圧・抵抗・電流も測りたいなら一体型が便利 |
記録・通信機能 | USB保存、PC連携、リモート確認対応など |
■ T&Mコーポレーション取扱 ハンディ型モデル
製品名 | 特長 | 用途例 |
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OWON HDS2102S | 100MHz/2ch、マルチメータ一体型、バッテリー駆動 | 設備保守、車載整備、電源点検 |
OWON HDS272S | 70MHz/2ch+DMM、5000カウント表示 | 電子工作・現場修理 |
■ ハンディ型 vs 卓上型(ベンチトップ)の違い
項目 | ハンディ型 | 卓上型 |
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携帯性 | ◎(小型・軽量) | △(据置き) |
操作性 | △(小型ボタン) | ◎(大画面・複雑操作可) |
機能拡張性 | △(制限あり) | ◎(豊富な解析機能) |
精度・性能 | △〜○(用途により十分) | ◎(開発・研究向き) |
まとめ
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ハンディ型オシロスコープは、持ち運び・現場作業に特化した実用性の高い計測器
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設備点検・車載整備・野外測定など、固定設置できない環境で活躍
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T&Mでは、100MHz/2chモデルを中心としたハンディタイプを即納対応中
必要であれば、ハンディ型特集ページ・比較一覧表(PDF/HTML)・導入事例資料も作成可能です。お気軽にご相談ください。