オシロスコープ 比較ガイド
オシロスコープには様々なモデルがあり、「何を基準に選べばいいのか分からない」という方も多いはずです。
ここでは、機能・用途・形状・価格帯などを軸に、T&Mが取扱うモデルを中心にわかりやすく比較してご紹介します。
■ 比較①:基本性能(帯域幅・チャンネル・分解能)
製品名 | メーカー | 帯域幅 | チャンネル数 | 分解能 | 用途 |
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SDS1104X-E | SIGLENT | 100MHz | 4ch | 8ビット | 教育・基本開発 |
SDS2104X Plus | SIGLENT | 500MHz | 4ch | 8ビット | 通信・組込み |
SDS3000X HD | SIGLENT | 350MHz〜1GHz | 4ch | 12ビット | 高速・高精度解析 |
TO1104 | Micsig | 100MHz | 4ch | 8ビット | タブレット操作・教育現場 |
STO1104C | Micsig | 100MHz | 4ch | 12ビット | 高分解能・車載波形にも対応 |
MDO5004 | Micsig | 500MHz | 4ch | 12ビット | パワエレ・GaN測定 |
HDS2102S | OWON | 100MHz | 2ch | 8ビット | ハンディ型、現場保守向け |
■ 比較②:操作方式・デザインの違い
操作方式 | 特長 | 対応製品例 |
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ノブ式(従来型) | 精密操作に強い/ラボ向け | SIGLENT SDSシリーズ |
タブレット式 | 直感的操作/教育・現場向け | Micsig TO / STOシリーズ |
ハンディ型 | 小型・バッテリー内蔵/点検向け | OWON HDSシリーズ |
■ 比較③:用途別おすすめ機種
用途 | 推奨モデル | 特長 |
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教育・入門 | Micsig TO1104、SIGLENT SDS1104X-E | 操作性・価格・視認性のバランスが良い |
開発・解析 | SIGLENT SDS2104X Plus、Micsig STO1104C | プロトコル解析や詳細波形観測に対応 |
パワーエレクトロニクス | Micsig MDO5004+MOIPプローブ | GaN/SiCの高速スイッチ波形解析に最適 |
現場・保守 | OWON HDS2102S | 携帯型+DMM一体でフィールドに便利 |
自動車CAN測定 | SIGLENT SDS2104X Plus、Micsig STOシリーズ | CAN/LIN/SENT対応。プローブ追加で完全対応可能 |
■ 比較④:価格帯の目安(参考)
クラス | 特長 | 価格帯(税抜参考) |
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入門機 | 教育・実習向け | 3万〜8万円前後 |
標準機 | 開発・評価対応 | 10万〜25万円前後 |
高性能機 | 高速・高分解能 | 30万〜80万円以上 |
※キャンペーン・数量導入割引あり。お気軽にご相談ください。
まとめ
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比較のポイントは「帯域幅」「チャンネル数」「分解能」「操作性」「用途」
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T&Mでは、教育用から研究開発・パワエレ対応モデルまで幅広く正規取扱い
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