オシロスコープ 12ビット 比較ガイド(T&M取扱製品)

 

12ビットオシロスコープは、従来の8ビットモデルと比較して16倍の垂直分解能を持ち、ノイズに埋もれた微小信号の再現や、電源・パワーエレクトロニクス・センサ応答解析に最適です。


■ 12ビットモデル比較一覧

製品名 メーカー 帯域幅 チャンネル数 メモリ長 特長
SIGLENT SDS3000X HD SIGLENT 350MHz〜1GHz 4ch 最大500Mpts ハイエンド12ビット。高速&高精度解析に最適
SIGLENT SDS7000Aシリーズ SIGLENT 500MHz〜4GHz 最大4ch 最大1Gpts 12ビットADC、高速波形更新。上位開発用モデル
Micsig MDO5004 Micsig 500MHz 4ch 最大500Mpts 大画面+12ビット分解能。GaN/SiC・EMI解析向け
Micsig STO1104C Micsig 100MHz 4ch 70Mpts タブレット型。携帯性+高精度を両立

■ 用途別おすすめモデル

用途 推奨モデル 理由
電源・リップル解析 Micsig STO1104C 12ビット+バッテリー駆動。教育~実務現場に対応
GaN/SiCの高速波形測定 MDO5004 + MOIPプローブ 12ビット+光アイソレーションプローブで安全・高精度
ノイズ解析/高精度測定 SDS3000X HD 高帯域&長時間記録対応。EMC用途にも好適
ハイエンド高速信号測定 SDS7000Aシリーズ 最大4GHz。ミックスドシグナル&高信号忠実性で先進解析向け

■ 12ビット vs 8ビット 比較(基礎知識)

比較項目 8ビット 12ビット
分解階調 256段階 4096段階
微小信号の再現性 限界あり
電源リップル観測 ○〜◎
高速スイッチ波形観測 ◎(立ち上がり・オーバーシュート再現)

まとめ

  • 12ビットオシロスコープは、アナログ精度とノイズ耐性を兼ね備えた高性能モデル

  • T&Mでは、Micsig・SIGLENTの正規取扱製品を通じて、教育・開発・パワエレ・高周波用途まで幅広く対応

  • デモ機貸出、用途別提案、比較表PDFの提供も可能です

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