ガラス基板とHDD(ハードディスクドライブ)技術の関わりには、主に**「HDDのプラッター(記録円盤)」としての側面と、最近注目されている「ガラス基板をベースにした次世代データストレージ」**としての側面の2つがあります。

特にHDD業界で培われたガラス加工技術は、先ほどまでお話ししていた半導体の「ガラスコア基板」にも直結する重要な技術的基盤となっています。


1. HDDプラッターとしてのガラス基板

HDDの内部で高速回転し、データを記録する円盤を「プラッター」と呼びます。かつてはアルミ基板が主流でしたが、現在は以下の理由でガラス基板が広く採用されています。

  • 平坦性と平滑性: ガラスはアルミよりも遥かに硬く、表面を極限まで真っ平らに磨き上げることができます。

  • 剛性と耐衝撃性: 高速回転(毎分7,200回転〜15,000回転)しても歪みが少なく、磁気ヘッドと円盤の隙間をナノメートル単位(わずか数nm)まで近づけることが可能です。

  • 熱安定性: 温度変化による膨張が小さいため、高密度な書き込みに耐えられます。

主要メーカー: この分野では、日本のHOYAが世界シェアの大部分を握っています。


2. HDD技術から半導体「ガラスコア基板」への転用

Intelなどが進めている「ガラスコア基板」の製造には、HDD業界が数十年にわたり磨き上げてきた技術がそのまま活かされています。

  • 精密研磨(CMP)技術: HDDプラッターで培った「広大な面積をナノレベルの平坦度で磨き上げる技術」は、次世代パッケージ基板の土台作りに欠かせません。

  • 化学強化技術: ガラスの表面にイオン交換を施して割れにくくする技術は、HDDの耐衝撃性向上のために進化しましたが、これが半導体基板の耐久性確保に応用されています。

  • 大面積・薄板ハンドリング: 直径3.5インチの円盤を大量生産する技術は、大型の角型パネル(500mm角以上)を扱う半導体基板の生産ライン構築のヒントになっています。


3. 「光学ガラス・ストレージ」(次世代技術)

最近では、HDDそのものの代替、あるいは超長期保存(アーカイビング)用として、ガラス内部にレーザーでデータを書き込む技術が注目されています。

  • Microsoft「Project Silica」: ガラス基板の中にフェムト秒レーザーで「ボクセル(3Dピクセル)」を形成し、数テラバイトのデータを保存する技術です。

  • 寿命: HDDの寿命が5〜10年、磁気テープが数十年であるのに対し、ガラスストレージは数百年〜数千年にわたってデータを保持できるとされています(火災や洪水にも強い)。

  • HDD技術との融合: データの読み出しには、HDDのヘッド制御技術のような超高精度なスキャニング技術が必要となります。


4. 業界のつながり

この分野では、日本の材料・装置メーカーが圧倒的な力を持っています。

技術 関連企業 役割
ガラスブランクス HOYA, AGC HDD用・半導体用ガラスの供給
精密研磨装置 スピードファム, 岡本工作機械 ガラス表面をナノ単位で平坦化
洗浄・搬送 ジェイテクト, 大福 傷をつけずに高速でガラスを扱う

 

まとめ

「HDDのガラス基板技術」は、単なるストレージの一部から、**「半導体のパッケージ基板」や「数千年の超長期アーカイブ」**へと、その役割を劇的に広げています。

 

 

出典:Google Gemini

 

 

 

 

PR:

 

  • 10MHz~110GHz誘電率測定セミナ・デモ風景

 

  • QWED社:FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR 

  Dielectric constant:Dk = 1 – 15 (accuracy ± 0.2 %)

  Loss tangent:Df > 5 × 10–6 (accuracy ± 2 %)

 

  • Ceyear社:3674P 10MHz~110GHz VNA ¥47,620,000.~

  1.0mmコネクタケーブルによる直接接続(エクステンダ不要)

 

 

 

 

 

 

PR:

 

SDS8000Aシリーズ オシロスコープ

特長と利点
4チャンネル + 外部トリガーチャンネル
アナログチャンネル帯域幅:最大16GHz(8/13/16GHz)
リアルタイムサンプリングレート:最大40GSa/s(全チャンネル同時)
12ビットADC
低ノイズフロア:16GHz帯域幅で176μVrms
SPOテクノロジー
・ 波形キャプチャレート:最大200,000フレーム/秒
・ 256段階の波形輝度と色温度表示をサポート
・ 最大2Gポイント/チャンネルのストレージ容量
・ デジタルトリガー

・Coming soon

 

SSG6M80Aシリーズ
マルチチャネル・コヒーレント・マイクロ波信号発生器
主な特長
・最大周波数 13.6 GHz/20 GHz
・出力周波数分解能 最大0.001 Hz
・位相ノイズ < -136 dBc/Hz @ 1 GHz、オフセット 10 kHz(測定値)
・コヒーレントモード、搬送周波数 = 10 GHz、周囲温度変動 ±2℃、観測時間 5時間、位相変動 < 1.5°
・チャンネル間の周波数、振幅、位相を個別に調整可能。単一デバイスチャンネル同期および複数デバイスチャンネル位相同期をサポート。位相メモリ機能搭載
・アナログ変調、パルス変調(オプション)

・Coming soon

 

 

SSA6000A Series Signal Analyzer

Main Features
・Measurement Frequency Range: 2 Hz ~ 50 GHz
・IQ Analysis Bandwidth: 1.2 GHz
・Real-time Spectrum Analysis Bandwidth: 400 MHz
・Phase Noise: -123 dBc/Hz @ 1 GHz, 10 kHz offset
・DANL: Less than -165 dBm/Hz
・Demodulation and analysis of signals from multiple mobile communication standards including 5G NR, LTE/LTE-A, WLAN, and IoT, as well as wireless connections.

・Coming soon

 

SNA6000A Series Vector Network Analyzer

Key Features
・Frequency Range: 100 kHz ~ 50 GHz
・Dynamic Range: 135 dB
・IF Bandwidth Range: 1 Hz ~ 10 MHz
・Output Power Setting Range: -60 dBm ~ +20 dBm
・Supports 4-port (2-source) S-parameter measurements, differential (balanced) measurements, time-domain analysis, scalar mixer measurements, etc.
・Optional accessories include electronic calibration kits, switch matrix, and mechanical switches.
・Coming soon

 

 

お礼、

T&Mコーポレーションは設立5年弱ですが着実に業績を伸ばしており、

オフィスを港区芝(最寄り駅浜松町)に移転、スペースも拡大いたしました。

有名ブランドメーカーが値上げをする中、(110GHz VNAでは1億円超え)

弊社では若干の値下げをさせていただきました。(110GHz VNA、Ceyear社製は5000万円以下です。)

弊社、取扱メーカー各社は電子計測器業界の「ゲームチェンジャー」として、高性能/高信頼/低価格/短納期を武器にお客様のご予算を最大限生かす製品をご提案させていただいております。