Reconfigurable Intelligent Surface (RIS) メタサーフェス (Metasurface)
「メタサーフェス」はRISの核となる技術(材料・構造)であり、「RIS」はメタサーフェスに制御機能を持たせた無線通信デバイスの名称です。
1. メタサーフェス(Metasurface)とは
「メタサーフェス」は、メタマテリアル(自然界にはない人工的な物性を実現する複合材料)の一種です。
| 特徴 | 詳細 |
| 定義 | 電磁波(光や電波)の波長よりも十分に小さい微細な構造体(メタ原子)を、基板などの表面に2次元的に周期的に配列した人工的な表面構造。 |
| 機能 | この微細な構造を設計することで、電磁波の位相、振幅、偏波といった特性を、自然界の物質では不可能な方法で操作できます。 |
| 用途 | 電波・光を特定の方向に曲げるレンズ(メタレンズ)、反射板、フィルター、ステルス技術など、幅広い分野に応用されます。 |
2. RISにおけるメタサーフェスの役割
RISは、このメタサーフェスに「再構成可能 (Reconfigurable)」という動的な制御能力を加えたものです。
| RISでの機能 | 仕組み |
| 動的な特性変更 | メタサーフェスを構成する個々の素子に、PINダイオードや可変容量ダイオード(バラクタダイオード)などの電子制御回路を組み込みます。 |
| 電波経路の最適化 | 外部の制御信号(基地局から)に応じて、各素子の電気的特性(例:位相シフト量)を瞬時に変化させます。 |
| インテリジェントな動作 | これにより、RISは単なる静的な反射板ではなく、変化する無線チャネルの状態に合わせて、電波を最も効率よく端末に届く方向へインテリジェントに反射(または透過)させることが可能となります。 |
したがって、**RISは、「電気的に位相を切り替える素子を配列した、反射方向を適応的に変えられるメタサーフェスデバイス」**であると言えます。
RISは、6G時代において、このメタサーフェス技術を最大限に活用し、通信環境そのものを最適化する上で極めて重要な技術と位置づけられています。
![]() |
SSG6M80Aシリーズ ・Coming soon
|
![]() |
![]() |
![]() |
SSA6000A Series Signal Analyzer Main Features ・Coming soon
|
![]() |
SNA6000A Series Vector Network Analyzer Key Features
|
![]() |
SSG6M80Aシリーズ ・Coming soon
|
![]() |
![]() |
![]() |
SSA6000A Series Signal Analyzer Main Features ・Coming soon
|
![]() |
SNA6000A Series Vector Network Analyzer Key Features
|











