光アイソレーション差動プローブ MICSIG MOIPシリーズ

 

コモンモード電圧50kV、差動電圧5000Vを超える光アイソレーションプローブ

 

コモンモード電圧が50kV以上、差動電圧が5000Vを超える光アイソレーションプローブは、中国のMicsig(ミクシグ)社が製造しています。同社のMOIPシリーズがこれに該当します。

これらのプローブは、主に以下の点で高い性能を備えています。

  • コモンモード電圧: 最大で85kVpkまで対応するモデルがあります。

  • 差動電圧範囲: 付属のアッテネーターチップを変えることで、最大±6250Vの測定が可能です。

 

Micsig社の製品について

 

Micsig社の光アイソレーションプローブは、SigOFITと呼ばれる技術を採用しており、特にSiCGaNなどの第3世代半導体の評価に適しています。

  • 高いコモンモード除去比(CMRR): 1GHz帯域でも100dB以上のCMRRを誇り、高周波ノイズによる影響を抑制します。

  • 幅広い測定範囲: 付属のアッテネーターチップを交換することで、微小な信号から高電圧信号まで幅広く測定できます。

  • 高い安全性: 入力キャパシタンスが非常に低いため、高電圧測定時でも安全性が確保されています。

これらの性能により、モータードライブ、パワーコンバータ、インバータなどの高電圧・高周波アプリケーションにおける安全な波形評価が可能となります。

 

 

この動画は、光アイソレーションプローブの役割と特徴について、分かりやすく解説しています。