初心者向け:オシロスコープの選び方ガイド
「オシロスコープが必要だけど、種類が多くて何を選べばいいか分からない…」
そんな方のために、初めてでも失敗しないオシロスコープ選定ポイントを、わかりやすく解説します。
✅ ステップ①:まずは「何を測るか」を決めよう
測りたい対象 | 例 | 選定のヒント |
---|---|---|
電源やセンサ信号 | DC電圧、PWM、リップル | 100MHz以下の帯域でOK |
デジタル回路 | クロック信号、UART、I²C | 100MHz~200MHz+デコード機能があると便利 |
車載や通信信号 | CAN、LIN、SENTなど | プロトコル解析機能付きが安心 |
ノイズや立ち上がり波形 | 高速スイッチ、微小ノイズ | 高分解能(12ビット)モデルがおすすめ |
✅ ステップ②:初心者でも安心な「5つのチェックポイント」
チェック項目 | 選定の目安 |
---|---|
チャンネル数 | 2ch以上(できれば4ch)あると汎用性が高い |
帯域幅(MHz) | 測りたい信号周波数の「5倍以上」が目安(例:10MHz信号なら50MHz以上) |
サンプリングレート | 最低1GSa/sがあると滑らかな波形が得られる |
分解能 | 12ビットモデルは微小信号が見やすくて安心(通常は8ビット) |
操作のしやすさ | タッチ画面/オートセット/日本語UIがあると使いやすい |
✅ ステップ③:初心者向けおすすめモデル(T&M取扱)
モデル名 | 特長 | メーカー |
---|---|---|
Micsig TO1104 | タッチ操作/100MHz/4ch/教育向け定番 | Micsig |
OWON SDS1102 | 100MHz/2ch/価格重視/シンプルUI | OWON |
SIGLENT SDS1104X-E | 100MHz/4ch/拡張性◎/デコード対応 | SIGLENT |
✅ よくある質問(Q&A)
Q. 100MHzと200MHz、どちらを選べばいい?
A. 一般的な電子工作や実習では100MHzで十分です。
ただし今後より高速な信号を扱う予定があるなら、200MHzを選んでおくと安心です。
Q. タッチパネルタイプは便利?
A. はい、直感的で初心者にも使いやすいです。Micsigのタブレット型は教育現場でも人気です。
Q. 価格はどれくらい?
A. 初心者向けモデルは税込5万~15万円前後が目安。
T&Mでは学校・法人向けの特別価格も対応しています。
まとめ:初心者のための選定ポイント
-
測定対象と周波数帯域をしっかり決める
-
100MHz/2ch〜4ch/オートセット機能付きモデルから始めるのがおすすめ
-
T&Mでは、初心者向けモデル選定から導入サポートまで一貫対応