パワースピン株式会社の技術の核心である**磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunneling Junction)**は、スピントロニクスを利用した最小単位の「記憶素子」です。
この素子は、ナノメートル単位の極めて薄い層を積み重ねたサンドイッチのような構造をしています。
MTJ素子の基本構造
MTJは主に3つの層で構成されています。
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参照層(Reference Layer / Pinned Layer):
磁化(磁力の向き)が一定の方向に強力に固定された層。
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絶縁体バリア層(Tunnel Barrier):
酸化マグネシウム(MgO)などで作られた、数ナノメートルという極薄の絶縁層。
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自由層(Free Layer / Storage Layer):
外部からの刺激(電流)によって、磁化の向きを反転させることができる層。
データの記録原理:トンネル磁気抵抗(TMR)効果
MTJは、自由層の磁化の向きを「参照層と同じ(平行)」にするか「逆(反平行)」にするかで、電気抵抗が劇的に変化する現象を利用します。
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「0」の状態(平行):
電子がトンネル効果によってバリア層を通りやすくなり、電気抵抗が低くなります。
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「1」の状態(反平行):
電子が通りにくくなり、電気抵抗が高くなります。
この抵抗の差を検知することで、データを読み取ります。物理的な摩耗がないため、書き換え寿命が実質的に無限($10^{16}$回以上)であることも大きな特徴です。
パワースピン社の「MTJ」が世界最強と言われる理由
パワースピン社(および東北大学)のMTJ技術が他と一線を画すのは、以下の極限的な技術力にあります。
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垂直磁化MTJ(p-MTJ):
磁化を膜面に対して垂直に向けることで、素子を微細化しても磁力が安定し、情報の保持特性を高める技術で世界をリードしています。
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10ナノメートル以下の微細化:
2024年初頭には、直径一桁ナノメートルという超微細なMTJでも高性能を維持する技術を確立しています。これにより、半導体チップの高密度化が加速します。
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高いTMR比(読み取り精度):
「0」と「1」の抵抗差を大きくすることで、読み取りミスを防ぎ、高速な動作を可能にしています。
今後の展望
このMTJ素子が、演算を行う「ロジック回路」の中に無数に配置されることで、**「ロジック・イン・メモリ」**が実現します。
出典:Google Gemini
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