2.92mm (Kコネクタ)、3.5 mmコネクタ、SMAコネクタ、SSMAコネクタ

 

1) 2.92mm (Kコネクタ) と3.5mmコネクタ

2.92mm (Kコネクタ) と3.5mmコネクタは、基本的に勘合(嵌合)します。ただし、いくつかの注意点があります。

詳細:
  • 互換性:2.92mmコネクタと3.5mmコネクタは、設計段階で互換性が考慮されており、相互に嵌合可能です。
  • SMAコネクタとの関係:2.92mmと3.5mmコネクタは、SMAコネクタとも互換性がありますが、SMAコネクタの機械的許容誤差が大きいため、2.92mm/3.5mmのメスコネクタに接続する際は注意が必要です。
  • 注意点:
    • 2.92mmと3.5mmのメスコネクタにSMAオスコネクタを接続する場合、高精度なコネクタのソケットを傷つける可能性があります。
    • 特に、SMAコネクタのセンターピンの直径や長さが、2.92mm/3.5mmの仕様と異なる場合、レセプタクルを破損する可能性があります。
    • 嵌合の際は、コネクタセーバーを使用したり、コネクタを丁寧に清掃したり、適切なトルクで締め付けるなどの注意が必要です。
  • トルクレンチの使用:トルクレンチを使用する際は、コネクタの仕様に合ったトルクで締め付ける必要があります。もし仕様が異なる場合は、小さい方のトルクを使用してください。
  • 締め付け時の注意:締め付け時にコネクタ本体が回転しないように注意してください。

 

まとめ:2.92mmと3.5mmコネクタは、基本的には互換性がありますが、SMAコネクタとの接続や、コネクタの損傷を防ぐために、注意が必要です。適切な手順を踏み、必要に応じてコネクタセーバーを使用するなど、慎重に取り扱うようにしてください

 

2) 2.92mm (Kコネクタ) とSMAコネクタ

2.92mm (Kコネクタ)は、SMAコネクタと互換性があり、嵌合可能です。ただし、注意点として、2.92mmコネクタのメス側中心導体の金属壁厚がSMAコネクタよりも薄いため、メカニカルなダメージを受けやすいという点があります。そのため、SMAコネクタとの接続は慎重に行うか、可能であれば避けることが推奨されます。

詳細:

  • 2.92mm (Kコネクタ) は、SMAコネクタや3.5mmコネクタと互換性があるように設計されています。
  • しかし、2.92mmコネクタのメス側中心導体の金属壁厚がSMAコネクタよりも薄いため、嵌合時に損傷しやすいという問題があります。
  • 特に、頻繁な着脱を繰り返すと、コネクタの寿命を縮める可能性があります。
  • 互換性を確保するためには、コネクタセーバーを使用したり、コネクタの汚れや損傷を検査したり、適切なトルクで締め付けるなどの注意が必要です。
  • 2.92mmコネクタとSMAコネクタを接続する際には、慎重な取り扱いと、必要以上の着脱を避けることが推奨されます。。

 

参考:SSMAコネクタ

SSMAコネクタは、SMAコネクタを小型化した同軸コネクタの一種で、主に高周波・マイクロ波用途で使用されます。規格としては、MIL-STD-348Aに準拠しており、インピーダンスは50Ωが一般的です。動作周波数は最大35GHzで、40GHzまで拡張可能な製品もあります。

SSMAコネクタの主な特徴:

  • 小型化:SMAコネクタよりもさらに小型で、省スペース化が可能です。
  • 高周波特性:高周波信号の伝送に適しており、最大35GHzまでの周波数帯域で使用できます。
  • ねじ込み式:10-36のねじ式で嵌合します。
  • 用途:主に、無線通信機器、マイクロ波部品、高速データ伝送用途などに使用されます。

規格と仕様:

  • 準拠規格:MIL-STD-348A
  • インピーダンス:50Ω
  • 耐電圧:AC 1000V 1分間印加して異常がないこと
  • 使用温度範囲:-55℃~+125℃
  • カップリング結合保持力:362N(37kg)以上
  • 中心コンタクト保持力:0.49N(50g)以上.

その他:

  • ケーブル接続用、PCB (プリント基板)用、ターミナル接続用など、様々なタイプがあります。
  • ストレートタイプ、直角タイプ、オス/メスなど、様々な形状があります。
  • 圧着/はんだ、はんだ、はんだ(端子付き)など、接続方法も様々です。

SSMAコネクタを選ぶ際には、使用する機器やアプリケーションに合わせて、適切なタイプや接続方法を選ぶ必要があります。