オート、ノーマル、シングルは、
オシロスコープのトリガ動作モードを表す設定である。
どのモードを選ぶかによって、
波形の表示のされ方が大きく変わる。
オートは、
トリガ条件が成立しなくても、
一定時間ごとに自動で波形を表示するモードである。
信号があるかどうか分からない場合や、
まず全体の様子を確認したいときに適している。
ただし、
トリガが合っていなくても表示されるため、
正確な位置で止まっていないことがある。
ノーマルは、
設定したトリガ条件が成立したときだけ
波形を表示するモードである。
トリガがかからない場合は、
画面は更新されない。
安定した波形を正しい位置で観測したい場合に使われる。
シングルは、
トリガ条件が一度成立した瞬間の波形を
1回だけ表示して停止するモードである。
一瞬だけ発生する現象や、
再現しにくい異常波形を捕まえるのに適している。
測定を始めるときは、
まずオートで信号の有無を確認し、
次にノーマルで安定表示、
最後に必要に応じてシングルを使う、
という流れが分かりやすい。
オート・ノーマル・シングルの違いを理解することは、
「測れない」「止まらない」といった
トラブルを防ぐために非常に重要である。










