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測定端子が絶縁されている電子計測器

GLOSSARY

測定端子がアースや他の測定端子とは絶縁されている測定器


① 電気的絶縁とは

  • 対象
    測定入力端子や出力端子が:

    • 筐体アースと導通しない

    • 電源回路と導通しない

    • 他の測定チャネルと導通しない

  • 効果
    接地電位差に左右されず、短絡事故や接地ループを回避できる


② 測定端子が絶縁されている測定器の主な種類

測定器カテゴリ

絶縁の内容

備考

1チャネルDMM

測定端子と筐体・電源部が絶縁

電源系から絶縁される設計が基本

バッテリー駆動DMM

測定系全体が浮遊(実質完全絶縁)

現場での安全性が高い

絶縁抵抗計・耐圧計

測定回路全体がガルバニック絶縁

絶縁性能の試験用途

アイソレーションアンプ

入力と出力が完全絶縁

高コモンモード抑制、微小信号測定に有効

電力アナライザ・パワーメータ

各入力系統が独立絶縁

電圧系統・電流系統を独立安全測定

多チャネルデータロガー

各チャネル間が絶縁

各チャネルが独立して浮いており電位差を許容

絶縁型オシロスコープ

各チャネルおよび筐体アースから絶縁

電力設備・インバータ等の高電位差測定に有効

任意波形発生器(絶縁出力型)

出力端子がアースと絶縁

測定対象が浮いていても短絡事故を防止可能


③ 測定端子が絶縁されていない測定器の例

測定器カテゴリ

非絶縁の理由

備考

汎用ベンチトップオシロスコープ

測定入力のBNCシールドが筐体アース直結

接地ミスによる事故リスクあり

汎用任意波形発生器(大多数)

出力GNDが筐体アース直結

一般的には非絶縁出力


絶縁されている測定器に共通する利点

  • 接地の影響を受けず、任意の電位で安全に測定・出力可能

  • 接地系統を意識せずに浮いた回路への接続が可能

  • 高電位差を安全に測定・印加可能

  • 接地ループによるノイズ混入を回避


最後に: SIGLENT SHS1000X の簡単な紹介

  • 完全絶縁型のオシロスコープ

  • 測定端子は他チャネル・筐体アース・電源回路すべてから絶縁

  • 各チャネルが独立してフローティング測定可能

  • 高電圧系統(CAT III 600V / CAT II 1000V)対応

  • バッテリー駆動で現場保守や安全測定に非常に適している

高電位差の安全な現場測定が必要な場合に非常に有効な機種

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