「測れない」「反応しない」「値が出ない」という状況は、
現場でも初心者でも非常によく遭遇する。
しかし多くの場合、
回路や計測器の故障ではない。
最初に疑うべきは、
本当に測りたい場所を測っているか という点である。
信号が出ていない点、
基準電位が異なる点を測っていると、
当然ながら何も表示されない。
次に多い原因は、
測定レンジや設定が
信号レベルに合っていないことである。
電圧レンジが大きすぎると、
信号は直線のように見えてしまう。
トリガ設定も、
「測れない」と感じる最大の原因の一つである。
トリガがかかっていない状態では、
信号が存在していても
安定して表示されない。
さらに、
接地の取り方が間違っていると、
信号が正しく基準化されず、
測定不能に見えることがある。
特にオシロスコープでは、
GNDの取り方が結果を大きく左右する。
「測れない」と感じたときは、
故障を疑う前に、
測定点・設定・トリガ・接地
を一つずつ確認することが重要である。










