Micsig(ミクシグ)とは?

Micsig(ミクシグ)は、中国・深圳に本社を構える電子計測器メーカーで、特にタブレット型オシロスコープの分野で世界的に知られています。
「Mic」は“Micro(小型・精密)”、“Sig”は“Signal(信号)”を意味し、
信号の可視化と扱いやすさを追求した測定機器の開発をコンセプトとしています。


特徴

  • 直感的なタッチ操作のタブレット型オシロスコープ
     従来のボタンやノブ操作ではなく、指先で操作できるタッチパネル式を採用。
     視認性の高い大画面と直感的な操作性が、多くの教育現場や現場エンジニアに支持されています。

  • 光アイソレーション差動プローブ(SigOFIT / MOIPシリーズ)
     最大±6250Vの差動測定、最大1GHzの帯域に対応。
     高電圧環境下でも安全・高精度な測定が可能で、GaNやSiCなどのパワーデバイス評価に最適です。

  • 高分解能&大容量メモリ
     最大12ビット分解能、500Mptsメモリを搭載した高性能モデルでは、滑らかで詳細な波形解析が可能です。


主な製品シリーズ

シリーズ名 特徴 用途例
TOシリーズ タブレット型の基本モデル 教育・実習
STOシリーズ 12ビット高分解能モデル 研究開発・高精度解析
MDOシリーズ ベンチトップ型高性能モデル EMC・評価・量産検査
MOIP/SigOFITシリーズ 光アイソレーションプローブ パワエレ・高耐圧測定

日本国内での展開

Micsig製品は、T&Mコーポレーション株式会社が日本総代理店として取り扱っています。
製品販売だけでなく、**デモ機貸出・技術サポート・正規保証対応(本体3年)**など、安心の体制を整えています。


発音・表記について

Micsigは、カタカナで**「ミクシグ」**と表記されます。
「Mic」は“マイク”とも読まれますが、国内では「ミクシグ」の表記で統一されています。


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