
NGMN とは、Next Generation Mobile Networks Alliance(NGMNアライアンス)という世界の主要な通信事業者(NTTドコモ、Vodafone、AT&T、Deutsche Telekomなど)が参加する業界団体が、次世代移動通信システム(6G)の標準化に向けて提示する提言やビジョンのことです。
NGMNは、通信事業者の視点から、6Gのあるべき姿や要求事項をまとめ、標準化議論(主に3GPP)に対して影響力を持つ提言を行っています。
NGMNの6Gへの取り組みと提言
1. 提言文書「6G KEY MESSAGES - An Operator View」
NGMNは、6G標準化に関する提言文書を公表しており、これは通信事業者の視点から6Gの主要なメッセージ(鍵となる考え方や要求)をまとめたものです。
2. 構築アプローチ
NGMNは、6Gの標準化において、5Gからのソフト(ソフトウェア)中心のアプローチで構築を進めることを提言しています。これは、ハードウェアだけでなく、ネットワークの機能や運用をソフトウェアで柔軟に実現することを重視する姿勢を示しています。
3. 標準化への影響
NGMNアライアンスは、グローバルな主要通信事業者の意向を代表しており、その提言は、国際的な通信規格の策定団体である3GPPなどにおける6Gの技術仕様や標準化フェーズの議論に、一定の影響を与える力を持っています。
要するに、NGMN 6Gは、通信事業者の実務的な視点やビジネス要件を6Gの設計に反映させるための重要な指針となっています。
T&MコーポレーションではNEXTEM社と協調してSIGLENT社/Ceyear社の電子計測器(スペアナ、VSG、VNA)による6G関連機器の評価に必要なシステムの提案を行っております。お気軽にお問い合わせフォームよりご相談くださいませ。http://tm-co.co.jp/contact/