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トランス・テスト・システムとは

GLOSSARY

トランス・テスト・システムとは

~変圧器・コイル製品の電気的性能と安全性を自動で検査する測定ソリューション~


■ 概要

トランス・テスト・システム(Transformer Test System)とは、電源トランス、信号トランス、パルストランスなどの巻線部品に対して、複数の電気的特性を自動で測定・判定する総合検査装置です。

巻線間の直流抵抗(DCR)、インダクタンス、漏れインダクタンス、巻線比(ターン比)、耐電圧性能、絶縁抵抗などを高速かつ多チャンネルで評価でき、量産ラインでの全数検査や信頼性試験に広く用いられています。


■ 主な測定項目(パラメータ)

測定項目

内容

巻線抵抗(DCR)

各巻線の直流抵抗値(導体断線・巻数異常チェック)

インダクタンス(L)

各巻線の磁気特性を測定(設計通りか確認)

漏れインダクタンス

カップリングされない磁束成分(巻線構造の良否評価)

巻線比(ターン比)

入出力巻線の電圧比測定(設計値との誤差確認)

位相差(Phase)

入出力波形の位相シフト(極性反転や誤結線の検出)

耐電圧(Hi-Pot)

一次/二次巻線間の絶縁強度試験(ACまたはDC)

絶縁抵抗(IR)

絶縁部の漏れ電流評価(MΩ〜GΩレベル)


■ アプリケーション(用途)

  • 電源トランスの量産全数検査(ACアダプタ、家電、産業機器)

  • 高周波トランス・パルストランスのL・ターン比測定

  • 車載コイル・DC-DCコンバータ用巻線部品の信頼性検査

  • 小型トランス(SMD)の自動実装前選別

  • 受入検査・出荷検査・故障解析用途での多項目一括測定


■ 特長と導入メリット

  • 多チャンネル対応・全自動測定:多ピン部品の一括テストで生産性向上

  • 高速スキャン:1台で10項目以上を瞬時に自動測定

  • パス/フェイル自動判定機能付き:製品検査の標準化に貢献

  • バーコード・PLC連携可能:ライン組込にも対応可能

  • LabVIEWやPC連携によるデータログ・トレーサビリティ対応


■ 関連用語

用語

定義

DCR

巻線の直流抵抗(Direct Current Resistance)

Hi-Pot

高電圧絶縁耐性試験(High Potential Test)

IR試験

絶縁抵抗測定(Insulation Resistance)

ターン比

巻線数の比率=理論電圧比。設計値とのズレでトラブルを検出可能

位相試験

トランスの極性と動作特性を確認するための測定


■ まとめ

トランス・テスト・システムは、トランス・インダクタなどの巻線部品を安全かつ効率的に評価・スクリーニングするための必須設備です。
多項目を一括で高速測定し、信頼性と生産性の両立を実現します。

T&Mコーポレーションでは、対象製品・チャンネル数・ライン構成に応じたカスタム構成のテストシステムをご提案可能です。
専用治具、ソフト開発、カメラ連携による自動化にも対応いたします。

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