オシロスコープはどんな時に使用するの?テスターではダメ?実物を用いて概要について説明!

🔽生産現場での使用例

①海外製の設備やPLC以外で制御されている設備 PLCで制御されていれば、ツールを使用してオンオフの状態をモニタできたり、 ちょっと手間ですが、プログラムを作成したりすればセンサーが 何秒ONしていたか分かります。
しかし、PLC以外のコントローラーで制御されていたり、 海外製の生産設備などで、こちらにツールがないときに 信号の状態を確認するときはオシロスコープが役に立ちます。

②画像検査装置を作成時、検査設定変更時 製品検査装置では製品の検査を開始してから、 つぎの製品が流れてくるまでに検査を終えなければいけません。 何秒で検査を終了しなければいけないか、
許容できる検査時間を把握するために 製品のピッチ間、何秒間あるか使用することがあります。 画像処理では検査項目を沢山いれると処理時間が長くなり、 つぎに流れてきた製品が検査できないことが発生しますので、
生産速度が速いラインでは気にする必要があります。

③信号同士の調査 回転する主軸などに対して、任意のタイミングで信号を出すことのできる カムポジショナーとPLCで制御している設備があります。 使い方としては機械の軸が◎角度から〇角度のときに検査の結果信号が入っていなかったら、
不良か判断する制御をしている設備があります。 PLCのモニタでも判断できないこともありませんが、 オシロスコープで確認した方が、分かりやすく、 検査結果のタイミングが遅いのか、カムポジショナーの信号が遅いか、
短いかなど、タイミング把握しやすいです。