株式会社システムハウスサンライズ(System House Sunrise)は、太陽電池の特性評価において非常に重要な役割を担っている日本のソフトメーカーです。特にペロブスカイト太陽電池の研究開発現場では、同社のソフトウェアが標準的に使用されています。
ペロブスカイト太陽電池の測定において、なぜ同社の製品が選ばれるのか、その技術的特徴を整理します。
1. ペロブスカイト特有の課題への対応
ペロブスカイト太陽電池は、電圧を変化させる方向によって電流値が変わる**「ヒステリシス現象」**が顕著です。
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高速・精密な掃引制御: システムハウスサンライズのソフトではSMUの電圧ステップごとの保持時間(ディレイタイム)を極めて細かく設定でき、ヒステリシスの影響を正確に評価できます。
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定電圧保持測定: 単なるIVスキャンだけでなく、最大出力点(Pmax)付近の電圧を一定時間保持し、電流値が安定するまでの推移を記録する「定電圧保持(Steady State)」測定が可能です。これが実質的な変換効率の証明となります。
2. 主な製品ラインナップ
研究室向けの小型セル測定から、モジュールサイズの評価まで幅広くカバーしています。
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SS-50 / SS-100シリーズ: ソースメジャーユニット(SMU)と制御ソフトが一体化した、ベンチトップ型のIV特性測定システムです。
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多チャンネル測定: ペロブスカイトの耐久性試験(光照射下での連続発電)のために、数十〜数百個のセルを同時に並列測定できるシステムに強みを持っています。
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ソフトウェアの柔軟性: 自動でVoc, Isc, FF, Effを算出するのはもちろん、逆バイアス特性やダークIVの測定など、研究者が求める詳細なパラメータ設定が容易です。
3. ソーラーシミュレータとのインテグレーション
同社は計測器だけでなく、ウシオ電機などの高精度なソーラーシミュレータと組み合わせたターンキーシステム(一式セット)として提供することが多いです。
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JIS/IEC規格準拠: AAA級の光源と組み合わせることで、国際基準に則った公的データとして通用する測定環境を構築できます。
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温度制御ステージ: ペロブスカイトは熱にも敏感なため、ペルチェ素子を用いた高精度な温度制御ステージをシステムに組み込むノウハウが豊富です。
4. 業界での立ち位置
日本のペロブスカイト研究の第一人者である宮坂力教授(桐蔭横浜大学)のグループをはじめ、多くの主要な大学研究室や企業のR&D部門に導入されています。
技術的アドバイス:
ペロブスカイトの評価を行う際、もし同社の装置を使用されているのであれば、**「スキャン遅延時間」と「サンプリング間隔」**の最適化がデータ再現性の鍵となります。特に新材料を試す際は、スキャン速度を極端に落とした測定と、定電圧保持での電流追従を確認することをお勧めします。
下記資料では「太陽電池I-V測定ソフト」について詳しく解説されています。
http://www.ssunrise.co.jp/topics/pv2.html
ペロブスカイト太陽電池の測定方法アドバイス 資料ダウンロ-ド
出典:Google Gemini
PR:
SIGLENT SMM3000Xシリーズ ソースメジャーユニット
https://int.siglent.com/products-overview/smm3000x/
・表示桁数:6½桁(2,100,000カウント)
・最大サンプリングレート:100,000ポイント/秒
・プログラミング/測定の最小分解能:10 fA / 100 nV
・最大出力:±210 V / ±3.03 A(DC)/ ±10.5 A(パルス)
・DC、パルス、スキャン、リスト出力に対応。最小パルス幅は50μs
・グラフ表示とデジタル表示を備えた5インチのタッチスクリーン
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