LAN(イーサネット)とUSB、どちらもUbuntuから制御可能ですが、「オシロをSDRにする」という目的においては、LAN接続の方が圧倒的に扱いやすく、拡張性が高いです。
それぞれの接続における、Ubuntuでの実装の違いをまとめます。
🌐 LAN(イーサネット)接続:推奨
LAN経由の場合、VXI-11 または HiSLIP というプロトコルを使用します。
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メリット:
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ドライバーのインストール(udevルールの設定)がほぼ不要。
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PCと物理的に離れた場所に設置できる(ノイズ源から遠ざけられる)。
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Pythonの
python-vxi11ライブラリを使えば、重いVISAライブラリなしで軽量に動かせる。
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デメリット: ネットワークの帯域(1Gbpsなど)に依存するため、非常に高いサンプリングレートを連続転送するとパケットロスが発生しやすい。
Python実装のヒント(VXI-11)
import vxi11
import socket
# オシロスコープに接続
instr = vxi11.Instrument("192.168.1.100")
# GNU RadioへのUDPソケット
sock = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_DGRAM)
# データのループ取得
while True:
data = instr.ask_raw(b":WAV:DATA?") # 機種依存のコマンド
sock.sendto(data, ("127.0.0.1", 12345))
🔌 USB接続(USB-TMC)
USB-TMC (Test and Measurement Class) として認識されます。
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メリット: * セットアップが物理的にシンプル(直結)。
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短距離であれば転送速度が安定している。
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デメリット: * Ubuntuの
udevルールの設定が必要。-
PCからのデジタルノイズ(USB電源ノイズ)が同軸ケーブルを通じて無線信号に乗りやすい。
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Ubuntuでのデバイス認識確認
USBで接続した後、以下のコマンドでデバイスが見えるか確認してください。
ls /dev/usbtmc*
これが見えない場合は、前述の udev ルールの作成が必要になります。
📊 比較まとめ
| 特徴 | LAN (VXI-11/LXI) | USB (USB-TMC) |
| Ubuntu設定 | ほぼ不要(IP指定のみ) | udevルールの設定が必要 |
| ノイズ耐性 | 良い(隔離できる) | 低い(PCノイズを拾いやすい) |
| ライブラリ | python-vxi11 |
pyvisa + pyvisa-py |
| おすすめ度 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
💡 次のステップのアドバイス
もしオシロスコープが固定IPを設定できるなら、まずはLAN接続で進めることを強くお勧めします。
まずは、Ubuntuのターミナルからオシロスコープに ping が通るか確認してみてください。
ping [オシロのIPアドレス]
疎通確認ができたら、次は「GNU Radio側でデータを受け取る準備(フローグラフ作成)」をお手伝いしましょうか? それとも、Pythonでデータを出力するスクリプトを詳しく見ますか?
下記資料では「オシロスコープでSDR!AM/FMラジオ受信に挑戦」」について詳しく解説されています。
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出典:Google Gemini
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