AEC-Q105は、2020年代に入り自動車の電動化と高機能化が加速する中で策定された比較的新しい規格で、「車載用エネルギー蓄電システム(Energy Storage Systems)」、具体的にはリチウムイオンキャパシタ(LIC)などの次世代蓄電デバイスを対象としています。
従来のAEC-Q200(受動部品)ではカバーしきれなかった、化学反応を伴う蓄電デバイス特有の劣化や安全性を評価するために独立しました。
主な対象デバイス
主に以下のような、バッテリー(主電源)と従来のコンデンサの中間的な役割を果たすデバイスが対象です。
リチウムイオンキャパシタ(LIC): 高出力かつ高耐久な蓄電デバイス。
電気二重層キャパシタ(EDLC): 補助電源やバックアップ電源用。
次世代の小型蓄電モジュール: 従来の「コンデンサ」の枠を超えたエネルギー密度を持つもの。
これらは、アイドリングストップ後の再始動、電動パワーステアリングの補助電源、自動運転時のバックアップ電源(電源の冗長化)などで重要な役割を果たします。
AEC-Q105の主な試験項目
化学的な劣化(電解液の乾燥や内部抵抗の増大)や、充放電の繰り返しによる物理的ストレスを重視した試験が組まれています。
サイクル寿命試験(Cycle Life):
数万回から数十万回の充放電を繰り返し、容量の低下や内部抵抗(ESR)の上昇が規定値内であることを確認します。
高温負荷寿命(High Temperature Endurance):
最高動作温度において、定格電圧を印加し続けた際の劣化具合を評価します。
過充電・過放電試験:
異常な充放電状態に陥った際の安全性(発火、破裂、液漏れの有無)を検証します。
保存試験(Shelf Life):
無通電状態で長期間放置した後の特性復帰を確認します。
他の規格との関係
規格 | 対象 | AEC-Q105との違い |
AEC-Q200 | 一般的なコンデンサ、抵抗器 | 誘電体を用いた静電容量が主。AEC-Q105は化学反応を伴う蓄電が主。 |
ISO 6469 / UN38.3 | 車載駆動用バッテリーパック | 主に車両全体の巨大なバッテリーパック(LiB)を対象とした安全・輸送規格。 |
なぜAEC-Q105が重要なのか
自動運転(AD)やステア・バイ・ワイヤ(電子制御操舵)など、「一瞬の停電も許されない」システムが増えています。これらのシステムでは、メインバッテリーが故障した際のバックアップとしてキャパシタが使用されます。
AEC-Q105は、こうした命に関わるバックアップ電源の信頼性を担保するための、非常に重要度の高い規格となっています。
 | SMM3000Xシリーズ 高精度ソースメジャーユニット・表示桁数:6½桁(2,100,000カウント) ・最大サンプリングレート:100,000ポイント/秒 ・プログラミング/測定の最小分解能:10 fA / 100 nV ・最大出力:±210 V / ±3.03 A(DC)/ ±10.5 A(パルス) ・DC、パルス、スキャン、リスト出力に対応。最小パルス幅は50μs ・グラフ表示とデジタル表示を備えた5インチのタッチスクリーン ・SMM3311X(1ch) / SMM3312X(2ch) ・価格:90万円~ |
 ・USB VNA |  |
 | SDS8000Aシリーズ オシロスコープ 特長と利点 4チャンネル + 外部トリガーチャンネル アナログチャンネル帯域幅:最大16GHz(8/13/16GHz) リアルタイムサンプリングレート:最大40GSa/s(全チャンネル同時) 12ビットADC 低ノイズフロア:16GHz帯域幅で176μVrms SPOテクノロジー ・ 波形キャプチャレート:最大200,000フレーム/秒 ・ 256段階の波形輝度と色温度表示をサポート ・ 最大2Gポイント/チャンネルのストレージ容量 ・ デジタルトリガー |
 | SSG6M80Aシリーズ マルチチャネル・コヒーレント・マイクロ波信号発生器 主な特長 ・最大周波数 13.6 GHz/20 GHz ・出力周波数分解能 最大0.001 Hz ・位相ノイズ < -136 dBc/Hz @ 1 GHz、オフセット 10 kHz(測定値) ・コヒーレントモード、搬送周波数 = 10 GHz、周囲温度変動 ±2℃、観測時間 5時間、位相変動 < 1.5° ・チャンネル間の周波数、振幅、位相を個別に調整可能。単一デバイスチャンネル同期および複数デバイスチャンネル位相同期をサポート。位相メモリ機能搭載 ・アナログ変調、パルス変調(オプション) |
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 | SSA6000A Series Signal Analyzer Main Features ・Measurement Frequency Range: 2 Hz ~ 50 GHz ・IQ Analysis Bandwidth: 1.2 GHz ・Real-time Spectrum Analysis Bandwidth: 400 MHz ・Phase Noise: -123 dBc/Hz @ 1 GHz, 10 kHz offset ・DANL: Less than -165 dBm/Hz ・Demodulation and analysis of signals from multiple mobile communication standards including 5G NR, LTE/LTE-A, WLAN, and IoT, as well as wireless connections. |
 | SNA6000A Series Vector Network Analyzer Key Features ・Frequency Range: 100 kHz ~ 50 GHz ・Dynamic Range: 135 dB ・IF Bandwidth Range: 1 Hz ~ 10 MHz ・Output Power Setting Range: -60 dBm ~ +20 dBm ・Supports 4-port (2-source) S-parameter measurements, differential (balanced) measurements, time-domain analysis, scalar mixer measurements, etc. ・Optional accessories include electronic calibration kits, switch matrix, and mechanical switches. ・AFR |
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