「ガラス×半導体」の組み合わせは、現代の微細化限界を突破するための最重要課題となっています。
「基板(パッケージ)」としての役割に加え、前工程(露光)においても、ガラスがなければ現代のチップは1つも作れません。その中核を担うのが、HOYAが世界シェアの大半を握る「EUVマスクブランクス」です。
1. 露光工程の心臓部:EUVマスクブランクス
最先端の半導体(3nm/2nmなど)を製造するには、極端紫外線(EUV)を使った露光装置が必要です。その「版画の版」にあたるのがフォトマスクであり、その材料(土台)がマスクブランクスです。
なぜガラスなのか?: 極低膨張ガラス(LTEM)が使われます。露光時のわずかな熱による歪みが、ナノレベルの回路パターンを台無しにするため、温度変化に対して「全くサイズが変わらない」特性が求められます。
HOYAの独占: この超特殊なガラスの上に、数十層もの薄膜を欠陥ゼロで積み上げる技術において、HOYAは世界シェアの約80%を握っています。
2. 実装の革命:ガラスコア基板(GCS)
ここまでに触れた通り、チップレット時代において、樹脂(有機)に代わる次世代の土台として期待されています。
熱特性の一致: ガラスの熱膨張率はシリコンチップに近いため、加熱時の歪みが少なく、チップへのストレスを抑えられます。
究極の平坦性: 樹脂では不可能なレベルの平坦性を活かし、100mmを超える巨大なパッケージを構築できます。Intelが「2020年代後半のゲームチェンジャー」と呼ぶ理由です。
3. ガラス×半導体の主なプレイヤーと役割
領域 | 主要技術 | 主要企業 |
前工程(露光) | EUVマスクブランクス | HOYA, AGC |
後工程(実装) | ガラスコア基板(GCS) | Intel, Samsung, DNP, 三井金属 |
材料供給 | 合成石英、低膨張ガラス | AGC, コーニング, HOYA |
加工装置 | TGV(ガラス貫通ビア)形成 | ディスコ, レーザーテック, LPKF |
4. 「ガラス化」がもたらす未来:光電融合
ガラスは電気を通しませんが、光は通します。これが最大のメリットです。
シリコンフォトニクス: 半導体パッケージの内部に光導波路(光の通り道)を形成する際、ガラス基板はその物理的安定性から理想的なプラットフォームになります。
電気から光へ: チップ間の通信を電気から光に変えることで、消費電力を10分の1に抑え、通信速度を100倍に引き上げる「光電融合」の基盤がガラスなのです。
まとめ
「ガラス×半導体」は、単なる材料の置き換えではありません。
前工程では「超精細なパターンを描くため」の土台。
後工程では「巨大なチップレットを安定させるため」の土台。
将来は「光で通信するため」の土台。
まさに、傳田先生が予見された「材料と実装が半導体の限界を決める」時代の主役と言えます。
PR:
 | 10MHz~110GHz誘電率測定セミナ・デモ風景
QWED社:FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR
Dielectric constant:Dk = 1 – 15 (accuracy ± 0.2 %) Loss tangent:Df > 5 × 10–6 (accuracy ± 2 %) Ceyear社:3674P 10MHz~110GHz VNA ¥47,620,000.~
1.0mmコネクタケーブルによる直接接続(エクステンダ不要) |
PR:
 | SDS8000Aシリーズ オシロスコープ 特長と利点 4チャンネル + 外部トリガーチャンネル アナログチャンネル帯域幅:最大16GHz(8/13/16GHz) リアルタイムサンプリングレート:最大40GSa/s(全チャンネル同時) 12ビットADC 低ノイズフロア:16GHz帯域幅で176μVrms SPOテクノロジー ・ 波形キャプチャレート:最大200,000フレーム/秒 ・ 256段階の波形輝度と色温度表示をサポート ・ 最大2Gポイント/チャンネルのストレージ容量 ・ デジタルトリガー |
 | SSG6M80Aシリーズ マルチチャネル・コヒーレント・マイクロ波信号発生器 主な特長 ・最大周波数 13.6 GHz/20 GHz ・出力周波数分解能 最大0.001 Hz ・位相ノイズ < -136 dBc/Hz @ 1 GHz、オフセット 10 kHz(測定値) ・コヒーレントモード、搬送周波数 = 10 GHz、周囲温度変動 ±2℃、観測時間 5時間、位相変動 < 1.5° ・チャンネル間の周波数、振幅、位相を個別に調整可能。単一デバイスチャンネル同期および複数デバイスチャンネル位相同期をサポート。位相メモリ機能搭載 ・アナログ変調、パルス変調(オプション) |
 |  |
 | SSA6000A Series Signal Analyzer Main Features ・Measurement Frequency Range: 2 Hz ~ 50 GHz ・IQ Analysis Bandwidth: 1.2 GHz ・Real-time Spectrum Analysis Bandwidth: 400 MHz ・Phase Noise: -123 dBc/Hz @ 1 GHz, 10 kHz offset ・DANL: Less than -165 dBm/Hz ・Demodulation and analysis of signals from multiple mobile communication standards including 5G NR, LTE/LTE-A, WLAN, and IoT, as well as wireless connections. |
 | SNA6000A Series Vector Network Analyzer Key Features ・Frequency Range: 100 kHz ~ 50 GHz ・Dynamic Range: 135 dB ・IF Bandwidth Range: 1 Hz ~ 10 MHz ・Output Power Setting Range: -60 dBm ~ +20 dBm ・Supports 4-port (2-source) S-parameter measurements, differential (balanced) measurements, time-domain analysis, scalar mixer measurements, etc. ・Optional accessories include electronic calibration kits, switch matrix, and mechanical switches. |
お礼、
T&Mコーポレーションは設立5年弱ですが着実に業績を伸ばしており、
オフィスを港区芝(最寄り駅浜松町)に移転、スペースも拡大いたしました。
有名ブランドメーカーが値上げをする中、(110GHz VNAでは1億円超え)
弊社では若干の値下げをさせていただきました。(110GHz VNA、Ceyear社製は5000万円以下です。)
弊社、取扱メーカー各社は電子計測器業界の「ゲームチェンジャー」として、高性能/高信頼/低価格/短納期を武器にお客様のご予算を最大限生かす製品をご提案させていただいております。