ラズパイ(Raspberry Pi)でGNU Radioを動かすというのは、まさに「自作SDR受信機」を完成させる最高に面白いステップです。

ラズパイ4以降であれば、オシロスコープからのデータを処理するのに十分なパワーを持っています。ただし、ラズパイ特有の「リソースの制限」を考慮したセットアップが必要です。


🛠️ ラズパイでのセットアップ手順

ラズパイでも Radioconda を使うのが最も簡単ですが、OSのアーキテクチャ(64bit版のRaspberry Pi OSを推奨)に注意してください。

1. インストール(64bit OS推奨)

ラズパイ用(Aarch64)のRadiocondaインストーラーを使用します。

Bash
 
# インストーラーをダウンロード
wget https://github.com/ryanvolz/radioconda/releases/latest/download/radioconda-Linux-aarch64.sh
# 実行
bash radioconda-Linux-aarch64.sh

2. なぜ「64bit版」なのか?

GNU Radioは浮動小数点演算を多用するため、32bit版OSよりも64bit版の方がパフォーマンスが劇的に向上します。また、Radiocondaも64bit向けが主流です。


📡 ラズパイを「SDRサーバー」にする構成

ラズパイをオシロスコープのすぐ横に置き、データを取得・処理して、結果(音声やグラフ)だけを別のPCやスマホに飛ばすという構成が組めます。

メリット

  • 省スペース: 無線アンテナ、オシロ、ラズパイを1箇所にまとめられる。

  • リモート操作: VNCやSSH経由で、リビングのPCから無線を傍受できる。


⚠️ ラズパイで動かす際の「壁」と対策

① CPUの負荷

オシロスコープが送ってくる数MS/s(メガサンプル/秒)のデータをすべてリアルタイム処理しようとすると、ラズパイのCPUが悲鳴を上げます。

  • 対策: GNU Radioのフローグラフ内で 「Decimating FIR Filter」 を使い、サンプリングレートを必要な帯域まで落とします(例:100MHzで取り込み、オーディオ用に48kHzまで間引く)。

② データのボトルネック

USB-TMCやLANの転送速度が限界になることがあります。

  • 対策: Python側でデータを「垂れ流し」にするのではなく、必要なタイミングだけバースト的に取得する仕組みにします。


💡 ラズパイ+GNU Radioのフローグラフ例

  1. UDP Source: オシロスコープからの生データを受信。

  2. Rational Resampler: ラズパイの処理能力に合わせてサンプルレートを変換。

  3. WBFM/AM Receive: 実際のラジオ放送などを復調。

  4. Audio Sink: ラズパイのイヤホンジャックやUSBスピーカーから音を出す。


🚀 次に何をしますか?

ラズパイで動かす準備として、以下のどちらに興味がありますか?

  1. ラズパイのターミナルでオシロと通信できるか確認するスクリプト(Python)を書いてみますか?

  2. GNU Radio Companionで「音を出すため」の最小構成を詳しく見ますか?

ちなみに、ラズパイ4または5をお持ちであれば、非常にスムーズに動作しますよ!

 

 

下記資料では「オシロスコープでSDR!AM/FMラジオ受信に挑戦」」について詳しく解説されています。

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https://toragi.cqpub.co.jp/magazine/202512/

 

 

出典:Google Gemini

 

 

 

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