Wi-Fi 7の**4K-QAM(4096-QAM)**は、一度の信号送信で送れるデータ量を増やすことで、通信の「密度」を極限まで高める技術です。

QAM(直交振幅変調)とは、電波の「揺れ方の強さ(振幅)」と「タイミング(位相)」を細かく調整して、一度に複数のビットを表現する手法です。Wi-Fi 7ではこの「細かさ」が飛躍的に向上しました。


1. 1Kから4Kへ:データの詰め込み量が20%アップ

Wi-Fi 6では「1024-QAM(1K-QAM)」が限界でしたが、Wi-Fi 7ではその4倍にあたる「4096-QAM(4K-QAM)」をサポートしました。

  • Wi-Fi 6 (1024-QAM): 1つのシンボルで 10ビット を伝送

  • Wi-Fi 7 (4096-QAM): 1つのシンボルで 12ビット を伝送

これにより、同じ周波数幅(帯域幅)を使っていても、純粋な通信速度が20%向上します。


2. なぜ「4K-QAM」が重要なのか?

単に速度が上がるだけでなく、ネットワーク全体の効率が良くなります。

  • スループットの底上げ: 4K-QAMと320MHz幅のチャネル、そしてMLOを組み合わせることで、Wi-Fi 7は最大46Gbpsという超高速化を実現しています。

  • 高精細コンテンツへの対応: 8K動画のストリーミング、大容量ゲームのダウンロード、メタバース(AR/VR)でのリアルタイムレンダリングなど、12ビットの密度が効いてくるシーンが増えています。


3. 実用上のハードル:SNR(信号対雑音比)

4K-QAMは「非常に細かい点(コンスタレーション)」を判別する必要があるため、少しのノイズでもエラーになりやすいという繊細な側面があります。

  • 近距離での本領発揮: 通信相手(スマホやPC)がアクセスポイントの近くにあり、電波が非常にクリアな状態で最大の効果を発揮します。

  • 高い精度が求められる: Wi-Fi 7対応機器には、従来の3倍(-38dB)もの高い信号精度(EVM)が要求されるため、ハードウェアとしての品質も一段階上がっています。


4. 4K-QAMを活かすためのポイント

この超高密度通信を安定させるためには、以下の要素が重要です。

  1. 6GHz帯の活用: 2.4GHz/5GHz帯は既存機器のノイズが多いため、4K-QAMをフル活用するにはノイズの少ない6GHz帯が理想的です。

  2. ビームフォーミング: 電波を特定の方向に集中させて信号品質を高めることで、4K-QAMが維持できる距離を伸ばします。

豆知識: 「4K-QAM」という呼び方は、映像の「4K」に合わせたマーケティング的な側面もありますが、技術的には $2^{12} = 4096$ 個の信号点を持つことから「4096-QAM」と呼ぶのが正確です。

これまでに解説した「AFC」「MLO」「4K-QAM」は、すべてWi-Fi 7を支える三本柱のような関係です。次は、これらの技術が統合されたことで、実際のネットワークの同時接続数がどう変化するのか、といった点についても興味はありますか?

 

 

出典:Google Gemini

 

 

PR:

110GHz複素誘電率測定システム – FPOR製品(ネクステム株式会社)と協調してソリューション提供

弊社とネクステム株式会社は、協調して110GHz複素誘電率測定システム(FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR)を提供いたします。   FPORお問い合せ先: ネクステム株式会社 ホームページhttp://www.nextem.co.jp/ Email: info@nextem.co.jp 電話:06-6977-7027 システムカタログ ダウンロード   ネクス[…]

 

  • 10MHz~110GHz誘電率測定セミナ・デモ風景

 

  • QWED社:FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR 

  Dielectric constant:Dk = 1 – 15 (accuracy ± 0.2 %)

  Loss tangent:Df > 5 × 10–6 (accuracy ± 2 %)

 

  • Ceyear社:3674P 10MHz~110GHz VNA ¥47,620,000.~

  1.0mmコネクタケーブルによる直接接続(VNAにエクステンダ不要)

 

 

 

 

 

PR:

・USB VNA

・Coming soon

SDS8000Aシリーズ オシロスコープ

特長と利点
4チャンネル + 外部トリガーチャンネル
アナログチャンネル帯域幅:最大16GHz(8/13/16GHz)
リアルタイムサンプリングレート:最大40GSa/s(全チャンネル同時)
12ビットADC
低ノイズフロア:16GHz帯域幅で176μVrms
SPOテクノロジー
・ 波形キャプチャレート:最大200,000フレーム/秒
・ 256段階の波形輝度と色温度表示をサポート
・ 最大2Gポイント/チャンネルのストレージ容量
・ デジタルトリガー

・Coming soon

SSG6M80Aシリーズ
マルチチャネル・コヒーレント・マイクロ波信号発生器
主な特長
・最大周波数 13.6 GHz/20 GHz
・出力周波数分解能 最大0.001 Hz
・位相ノイズ < -136 dBc/Hz @ 1 GHz、オフセット 10 kHz(測定値)
・コヒーレントモード、搬送周波数 = 10 GHz、周囲温度変動 ±2℃、観測時間 5時間、位相変動 < 1.5°
・チャンネル間の周波数、振幅、位相を個別に調整可能。単一デバイスチャンネル同期および複数デバイスチャンネル位相同期をサポート。位相メモリ機能搭載
・アナログ変調、パルス変調(オプション)

・Coming soon

 

 

SSA6000A Series Signal Analyzer

Main Features
・Measurement Frequency Range: 2 Hz ~ 50 GHz
・IQ Analysis Bandwidth: 1.2 GHz
・Real-time Spectrum Analysis Bandwidth: 400 MHz
・Phase Noise: -123 dBc/Hz @ 1 GHz, 10 kHz offset
・DANL: Less than -165 dBm/Hz
・Demodulation and analysis of signals from multiple mobile communication standards including 5G NR, LTE/LTE-A, WLAN, and IoT, as well as wireless connections.

・Coming soon

 

SNA6000A Series Vector Network Analyzer

Key Features
・Frequency Range: 100 kHz ~ 50 GHz
・Dynamic Range: 135 dB
・IF Bandwidth Range: 1 Hz ~ 10 MHz
・Output Power Setting Range: -60 dBm ~ +20 dBm
・Supports 4-port (2-source) S-parameter measurements, differential (balanced) measurements, time-domain analysis, scalar mixer measurements, etc.
・Optional accessories include electronic calibration kits, switch matrix, and mechanical switches.
・Coming soon

 

 

 

お礼、

T&Mコーポレーションは設立5年ですが、おかげさまで業績を着実に伸ばしており、
オフィスを港区芝(最寄り駅浜松町)に移転し、スペースも拡大いたしました。
欧米計測器メーカーが値上げをする中、(110GHz VNAでは1億円超え)
弊社では若干の値下げをさせていただき、Ceyear社110GHz VNAは5000万円以下です。
高額な設備投資を伴う製品開発では、市場投入までの時間(Time to Market)の短縮、「スピード感」が求められます。
電子計測器業界の「ゲームチェンジャー」として、高性能/高信頼/低価格/短納期を武器に
T&Mコーポレーションはお客様のご予算を最大限生かす製品群をご提案させていただいております。

 

 

関連製品

関連製品