本文へ移動

LPO、LRO、OBO、CPO 光相互接続ソリューション

GLOSSARY

光相互接続ソリューションにおける LPO、LRO、OBO、CPO は、データセンターや高性能コンピューティング(HPC)での消費電力と遅延を削減するために開発されている、次世代の光モジュールや集積技術の形態を指します。

これらのソリューションは、スイッチングICと光送受信機間の電気配線距離を短縮し、信号処理を簡略化することを主な目的としています。


各光相互接続ソリューションの概要

1. CPO (Co-Packaged Optics)

  • 配置: スイッチングASIC(集積回路)と光エンジン(光送受信機)を同一のパッケージ内の共通基板上に統合する。

  • 技術的特徴:

    • ASICと光エンジンの間の電気配線距離を極限まで短縮(数cmから数mmへ)。

    • 従来の光モジュールで必須だったDSP(デジタル信号処理プロセッサ)を不要とするか、大幅に簡略化することで、消費電力を大幅に削減(最大30% ~ 50%の削減効果が期待される)。

  • メリット: 最高の電力効率、最小の遅延、最高の帯域密度を実現する究極のソリューション。

  • 課題: 熱管理が非常に複雑(発熱源であるASICの近くに光部品が配置されるため)、信頼性、製造コスト、フィールドサービス性(故障時の交換がパッケージ単位になる)に課題がある。

2. OBO (On-Board Optics)

  • 配置: 光モジュールをフロントパネルのケージ(スロット)ではなく、ホストボード(マザーボード)上のスイッチASICの近くに直接実装する。

  • 技術的特徴:

    • プラグイン可能な形態は維持せず、ボードに半田付けされる。

    • 従来のプラグインモジュールに比べて、ASICと光モジュール間の電気配線距離が短くなるため、電力効率と信号品質が向上する。

  • メリット: CPOほどではないが、電力と遅延を削減でき、従来の製造プロセスの延長線上で比較的実現しやすい。

  • 課題: CPOのような極端な集積度向上は期待できない。


3. リニア駆動型ソリューション(LPO/LRO)

LPOとLROは、従来の光モジュールが持つ課題の一つである、DSP(デジタル信号処理プロセッサ)の消費電力を削減するために考案されたソリューションです。DSPは、高速化に伴う信号の歪みを補正するために使われますが、消費電力が大きいです。

LPO (Linear Pluggable Optics)

  • 原理: 光モジュール内からDSPを完全に排除し、代わりにリニア(線形)な増幅器(リニアドライバー、TIAなど)のみを使用する。

  • 技術的特徴: ASICが出力した電気信号を、ほとんど処理せずにそのまま光信号に変換する。

  • メリット: DSPの消費電力とコスト、そしてDSPによる遅延を大幅に削減できる。

  • 課題: ASICとLPOモジュールの間の電気配線での信号の歪みや損失を、DSPで補正できないため、伝送距離やチャンネル損失に厳しい制限が生じる。主に短距離(ラック内)接続向け。

LRO (Linear Receive Optics) / LRO (Linear Retimed Optics)

  • LRO (Linear Receive Optics): 光モジュールの受信側(光→電気)のDSPを排除し、リニア増幅のみを行うもの。

  • LRO (Linear Retimed Optics / HALO):

    • より広範な定義では、リタイミング機能(ジッター除去など)は残しつつ、複雑な信号補償機能(イコライゼーションなど)を持つDSPを簡略化または排除するもの。

    • LPOと従来のDSP搭載モジュールとの間の中間的な技術として、電力効率と標準準拠性のバランスを取ることを目指している。


まとめ:進化の方向性

これらの技術は、データセンターのスイッチングASICの進化(例:200G/212G SerDes)と密接に関連しており、超高速化と低消費電力化という二律背背反する要求を満たすために、集積度を高める方向で進化しています。

ソリューション

DSPの有無

統合レベル

主な利点

最適なアプリケーション

LPO

完全に排除

プラガブル

DSP電力・コスト・遅延の大幅削減

ラック内短距離接続(サーバー to スイッチ)

LRO

受信側または一部簡略化

プラガブル

LPOと従来モジュールのバランス

短距離~中距離接続

OBO

搭載または非搭載

ボード直付け

電気配線距離の短縮による電力削減

HPC、ボード内の高速接続

CPO

完全に排除/簡略化

パッケージ統合

最高の電力効率、最小遅延、高密度

次世代のテラビット級スイッチ、AIクラスタ

Ceyear社ではLightwave Component Analyzer、Optical Spectrum Analyzerをラインナップしています。

■6433 Lightwave Component Analyzer(最大周波数:110GHzまで)

6433 光コンポーネント アナライザは、E/O デバイス、O/E デバイス、O/O デバイスの特性をテストする、光電融合デバイスの評価に最適なソリューション

3674シリーズ高性能ベクトルネットワークアナライザ(~110GHz, 2/4port)を核にしたソリューションです。

Internal laser wavelength:1310 nm ± 20 nm、1550 nm ± 20 nm

SDS7000A製品の紹介ページ⇒https://tm-co.co.jp/products/siglent-sds7000a/

関連製品

ほかの用語

用語集の一覧
用語集の一覧へ

CONTACT

この記事に関するご相談・お問い合わせ

会員登録不要。原則1営業日以内にご返信します(土日祝・年末年始を除く)。

今すぐ電話する0120-620-115通話無料平日 9:00〜18:00