シングルバランス・ミキサ(Single-balanced mixer)とダブルバランス・ミキサ(Double-balanced mixer)の主な違いは、回路構成、アイソレーション(分離度)、および不要な信号(スプリアス)の抑制能力にあります。
一般的に、構成が複雑になるほど性能は向上しますが、回路規模とコストが増大します。
1. シングルバランス・ミキサ (Single-balanced Mixer)
2つのシングル・ミキサ(ダイオードやトランジスタ)を、トランスやカプラ( または ハイブリッド)を介して組み合わせた構成です。
特徴: * LO(局所発振器)信号またはRF信号のどちらか一方を、出力(IF)側で打ち消すことができます(通常はLOを抑制します)。
シングル・ミキサに比べ、LO-IF間のアイソレーションに優れています。
偶数次の高調波歪みをある程度抑制できます。
メリット: 回路が比較的シンプルで、ダブルバランス型よりも低いLO電力で動作可能な場合があります。
デメリット: RF-IF間のアイソレーションはそれほど高くなく、依然としてフィルタによる除去が必要な成分が多く残ります。
2. ダブルバランス・ミキサ (Double-balanced Mixer)
4つのダイオードをリング状(またはスター状)に配置し、2つのトランス(バラン)を使用した構成が最も一般的です。
特徴:
高いアイソレーション: LOとRFの両方の信号が、出力(IF)ポートで互いに打ち消し合います。これにより、ポート間のアイソレーションが非常に高くなります。
スプリアスの抑制: 全ての偶数次高調波( など)が理論上キャンセルされるため、非常にクリーンな出力が得られます。
広帯域性: トランスを用いるため、非常に広い周波数範囲で動作します。
メリット: フィルタの設計が大幅に楽になり、高性能な受信機や送信機に不可欠です。
デメリット: LO電力がより多く必要(4つのダイオードを駆動するため)であり、トランスを2つ使用するため小型化やコストの面で不利になることがあります。
比較まとめ
特徴 | シングルバランス | ダブルバランス |
素子数 | 通常2個 | 通常4個 (リング構成) |
トランス数 | 1個 | 2個 |
LO-IF アイソレーション | 良好 | 非常に高い |
RF-IF アイソレーション | 低い | 高い |
1dB圧縮点 (P1dB) | 中程度 | 高い (大入力に強い) |
主な用途 | 低コストな回路、簡易的な検波 | 高性能無線機、計測器、通信インフラ |
どちらを選ぶべきか?
フィルタの簡略化を優先したり、ダイナミックレンジを確保したい場合は、迷わずダブルバランス・ミキサを選択します。現代のRF設計ではこちらが主流です。
消費電力(LO出力)を抑えたい場合や、非常に安価に構成したい場合に限り、シングルバランスが検討の遡上に載ります。
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 | ベクトルミキサー測定機能 (SNA5000-VMM /SNA6000-VMM オプション): 特長: ・内蔵の第2信号源を局部発振器(LO)信号として使用することで、簡単なセットアップが可能です。 ・測定パラメータ:ミキサーの群遅延を含むベクトルSパラメータ ・周波数変換方式を用いてDUTのベクトル伝送特性を測定 ・DUTがダウンコンバージョンで動作する場合、校正ミキサーはアップコンバージョンで動作させる必要があり、その逆も同様です。 ・DUT、校正ミキサー/フィルタの組み合わせ、電力分配器、VNA、および外部ソース(必要な場合)を接続 ・パワーセンサーを使用した校正が可能です。 |
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 | SSA6000A Series Signal Analyzer Main Features ・Measurement Frequency Range: 2 Hz ~ 50 GHz ・IQ Analysis Bandwidth: 1.2 GHz ・Real-time Spectrum Analysis Bandwidth: 400 MHz ・Phase Noise: -123 dBc/Hz @ 1 GHz, 10 kHz offset ・DANL: Less than -165 dBm/Hz ・Demodulation and analysis of signals from multiple mobile communication standards including 5G NR, LTE/LTE-A, WLAN, and IoT, as well as wireless connections. |
 | SNA6000A Series Vector Network Analyzer Key Features ・Frequency Range: 100 kHz ~ 50 GHz ・Dynamic Range: 135 dB ・IF Bandwidth Range: 1 Hz ~ 10 MHz ・Output Power Setting Range: -60 dBm ~ +20 dBm ・Supports 4-port (2-source) S-parameter measurements, differential (balanced) measurements, time-domain analysis, scalar mixer measurements, etc. ・Optional accessories include electronic calibration kits, switch matrix, and mechanical switches. ・AFR |
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