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Bodeプロット(Bode Plot)とは

GLOSSARY

Bodeプロット(Bode Plot)とは

~周波数特性を視覚的に表現するための基本的なグラフ~


■ 定義

Bodeプロット(ボード線図)とは、システムの周波数応答を「ゲイン(振幅)」と「位相」の2つのグラフで表現した図です。
X軸に対数スケールの周波数軸(Hz)を取り、Y軸には以下の2つを分けて表示します:

  1. ゲイン特性(dB単位):信号がどれだけ増幅/減衰されるか

  2. 位相特性(°単位):入力と出力の信号の時間的ずれ(位相差)


■ 構成

グラフ

縦軸

横軸

内容

ゲインプロット

dB(デシベル)

周波数(対数)

増幅 or 減衰の度合い

位相プロット

度(°)

周波数(対数)

入出力の遅れ(時間的ずれ)


■ 使用目的

用途

説明

フィルタ回路の評価

カットオフ周波数、通過帯域・阻止帯域の確認

アンプの安定性解析

位相余裕・ゲイン余裕の評価(ループ安定性)

制御工学でのフィードバック解析

PID設計、サーボ系の応答評価

周波数応答特性の可視化

部品や回路の高周波特性を直感的に把握


■ 測定方法

Bodeプロットは、以下のような機器・方法で取得されます:

方法

使用機器

特徴

周波数スイープ法

ネットワークアナライザ(VNA)

高精度なSパラ測定でゲイン・位相を取得

波形収集法

オシロスコープ+信号源

入力・出力波形の差から計算

Bodeアナライザ機能付き測定器

ファンクションジェネレータ内蔵のオシロ等

自動測定可能な一体型

電源制御用測定器

SMPS評価用ベクトル計測器

パワーモジュール等のループゲイン解析


■ 実例:ローパスフィルタのBodeプロット

  • ゲインプロット:低周波でフラット、カットオフ周波数を境に−20dB/decの傾きで減衰

  • 位相プロット:カットオフ周波数付近から急激に−90°方向へ変化


■ メリットと利点

項目

内容

一目でフィルタ特性や伝送特性が分かる

直感的なループ安定性評価が可能(制御工学で必須)

対数軸の利用により広帯域表示ができる

小型オシロやLCRメーターでも簡易Bode表示対応製品が増加中


■ まとめ

項目

内容

Bodeプロットとは?

周波数に対するゲインと位相の変化を可視化した2軸グラフ

主な表示

ゲイン(dB)・位相(°)を対数周波数軸で表示

用途

フィルタ設計、アンプ安定性確認、電源応答解析、制御系設計

関連機器

VNA、オシロ+信号源、Bodeアナライザ、LCRメーターなど

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