アンテナの性能評価において、「放射パターン測定」と「結合度測定」は非常に重要なプロセスです。それぞれ「アンテナそのものの飛び方」と「アンテナ同士の干渉具合」を評価するものと言い換えられます。
それぞれの測定目的と方法について、分かりやすく解説します。
1. アンテナ放射パターン測定
アンテナから電波がどの方向に、どれくらいの強さで放射されているかを可視化する測定です。
目的: * 利得(ゲイン)の算出。
指向性(どの方向に電波が強いか)の確認。
サイドローブ(意図しない方向への漏れ)の抑制評価。
測定方法: 1. 電波暗室(反射のない部屋)にて、測定対象アンテナ(AUT)を回転台に設置します。
2. 一定の距離を保って設置した「標準アンテナ」との間で電波を送受信します。
3. アンテナを360度回転させながら受信強度を記録し、極座標グラフ(ポーラプロット)にプロットします。
2. アンテナ結合度測定
複数のアンテナが近くに設置されている場合、一つのアンテナから出た電波が、もう一つのアンテナにどれだけ入り込んでしまうかを測定します。
目的: * 干渉(アイソレーション)の評価。
MIMOアンテナなどの多重アンテナシステムにおける独立性の確認。
測定方法: 1. ネットワークアナライザ(VNA)を使用します。
2. アンテナAにポート1、アンテナBにポート2を接続します。
3. Sパラメータ(S21またはS12)を測定します。
数値が小さい(例:-30dB以下)ほど、アンテナ同士がしっかり分離されており、干渉が少ないことを示します。
比較まとめ
項目 | 放射パターン測定 | 結合度(アイソレーション)測定 |
主な評価対象 | 単体アンテナの空間特性 | アンテナ間の相互干渉 |
主な指標 | 利得(dBi)、半値幅、FB比 | S21、分離度(dB) |
使用機器 | 回転台、標準アンテナ、受信機 | ネットワークアナライザ(VNA) |
場所 | 電波暗室が必須 | 設置環境または暗室 |
ポイント: > 最近のスマートフォンやWi-Fiルーターのように、狭い筐体に多くのアンテナを詰め込むデバイスでは、この結合度(アイソレーション)の確保が通信速度を維持するための鍵となります。
特定の周波数帯や、具体的な測定環境(遠方界・近傍界など)について、さらに詳しく知りたい部分はありますか?
PR:
110GHz複素誘電率測定システム – FPOR製品(ネクステム株式会社)と協調してソリューション提供
弊社とネクステム株式会社は、協調して110GHz複素誘電率測定システム(FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR)を提供いたします。 FPORお問い合せ先: ネクステム株式会社 ホームページhttp://www.nextem.co.jp/ Email: info@nextem.co.jp 電話:06-6977-7027 システムカタログ ダウンロード ネクス[…]
https://tm-co.co.jp/nextem_fpor/
![]() |
Dielectric constant:Dk = 1 – 15 (accuracy ± 0.2 %) Loss tangent:Df > 5 × 10–6 (accuracy ± 2 %)
1.0mmコネクタケーブルによる直接接続(VNAにエクステンダ不要) |
PR:
![]() ・USB VNA | ![]() |
![]() | SDS8000Aシリーズ オシロスコープ 特長と利点 |
![]() | SSG6M80Aシリーズ |
![]() | ![]() |
![]() | SSA6000A Series Signal Analyzer Main Features |
![]() | SNA6000A Series Vector Network Analyzer Key Features |
お礼、
T&Mコーポレーションは設立5年ですが、おかげさまで業績を着実に伸ばしており、
オフィスを港区芝(最寄り駅浜松町)に移転し、スペースも拡大いたしました。
欧米計測器メーカーが値上げをする中、(110GHz VNAでは1億円超え)
弊社では若干の値下げをさせていただき、Ceyear社110GHz VNAは5000万円以下です。
高額な設備投資を伴う製品開発では、市場投入までの時間(Time to Market)の短縮、「スピード感」が求められます。
電子計測器業界の「ゲームチェンジャー」として、高性能/高信頼/低価格/短納期を武器に
T&Mコーポレーションはお客様のご予算を最大限生かす製品群をご提案させていただいております。






























