コルピッツ発振回路の代表的な基本回路図(バイポーラトランジスタを使用した共振回路)です。
コルピッツ発振回路の最大の特長は、LC共振回路を構成するキャパシタ(コンデンサ)を2つに分割(C1, C2)し、その接続点から帰還(フィードバック)をかける点にあります。
基本回路図の一例
 | コルピッツ発振回路(共振並列型)の基本構成. ソース: Vidyasagar Academy |
回路の本質的な構成要素
コルピッツ発振回路を見分けるポイントは、以下の3つの要素がどう配置されているかです。
LC反転増幅(タンク回路)
インダクタ(コイル)L に対し、2つのコンデンサ C1 と C2 が直列に接続された形で並列に入っています。
C1 と C2 の中点がグランド(または高周波的な基準点)に落とされているのが、コルピッツトポロジーの決定的な特徴です。
帰還経路(Feedback path)
コレクタ側(出力)の信号が C1 と C2 で分圧され、コンデンサ (結合コンデンサ)を介してベース(入力)へと正帰還されます。
コンデンサによる分圧比(C1 / C2)が帰還率を決定します。
高周波チョーク(RF Choke)
コレクタ上部にあるインダクタ(RF choke)は、直流バイアスを通しつつ、高周波の発振信号が電源ライン(+ve)に逃げるのを阻止する役割を持ちます。
発振周波数の計算
この回路の発振周波数 f0 は、2つのコンデンサの合成容量 C を用いて、一般的なLC共振の公式から導かれます。
もう一つのバリエーション(エミッタ接地・コレクタ同調など)
設計によっては、以下のようにベースを固定バイアスし、エミッタ側から帰還をかけるシンプルな形式(エミッタフォロワ型ベース)もよく用いられます。
 | シンプルな変形コルピッツ発振回路. ソース: CQ出版社 |
こちらの構成では、トランジスタの内部容量(特に入力容量)の影響をコンデンサ C1, C2 が吸収しやすいため、高周波(RF帯)でも安定して動作させやすいというメリットがあります。
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