ECM(攻撃)が進化すれば、レーダー側もそれを見破るためのECCM (Electronic Counter-Countermeasures)、別名「対電子対抗手段」を進化させてきました。

RGPOのような巧妙な欺瞞を見破り、妨害の霧の中でも「真実」を見極めるための代表的な技術を紹介します。


1. 周波数アジリティ(Frequency Agility)

最も基本的かつ強力な防御策の一つです。

ジャミング(特にDRFM)は、敵の電波をコピーして加工しますが、レーダー側が送信するたびに周波数をランダムに高速変更したらどうなるでしょうか。

  • 効果: DRFMがコピーを作成して送り返す頃には、レーダーはすでに別の周波数で待ち構えています。偽の信号は「古い周波数」で届くため、ゴミとして一瞬で捨てられます。

2. AESA(アクティブ・フェーズドアレイ)レーダー

現代の戦闘機の主眼(メインアイ)です。

数千個の小さな送信・受信モジュールが個別に動作するため、複数の周波数やビームパターンを同時に操れます。

  • 空間的フィルタリング: 妨害電波が来ている方向を特定し、その方向からの受信感度だけをピンポイントで「ゼロ」にします(ヌル・ステアリング)。

  • 複雑な波形変調: 送信波形に「暗号」のような複雑なパターン(パルス圧縮など)を仕込み、DRFMがコピーしきれない微細な特徴を照合します。


3. RGPOへの直接的な反撃技術

RGPOが「強い信号でゲートを引き剥がす」なら、レーダーは以下のような論理(ロジック)で対抗します。

技術名 仕組み 効果
LEO (Leading Edge Out) 受信した波形の「立ち上がり(先端)」だけを見る。 RGPOの偽信号は物理的に本物よりわずかに遅れて届くため、先端だけを見れば本物を維持できる。
重み付け比較 信号の急激な強度変化や、物理的にありえない加速を検知する。 「急に信号が強くなった」「急に距離が離れ始めた」といった不自然な動きをECMと判定し、無視する。
パッシブ・トラッキング ジャミング電波そのものを追尾する。 相手がジャミングを出せば出すほど、その発信源(敵機)の位置がバレる(Home-on-Jam)。

4. HOJ (Home-on-Jam) モード

これは究極の「逆転の発想」です。

あまりに妨害が強くて距離が測れない場合、ミサイルやレーダーを**「妨害電波を出している方向に突っ込む」**モードに切り替えます。

  • 相手の自爆: 相手は身を守るためのジャミングのせいで、自ら「ここにいるよ!」と叫んでいる状態になり、ミサイルを誘導する標的にされてしまいます。


まとめ:いたちごっこの現在地

現代の電子戦は、「DRFMによる精巧な嘘」 vs **「AIや高速演算による嘘暴き」**のスピード勝負になっています。

  • ECM: 「より本物らしく、より速くコピーする」

  • ECCM: 「より複雑な電波を出し、わずかな違和感を見逃さない」

この分野では、最近では**「コグニティブ(認知的)電子戦」**といって、AIがリアルタイムで相手の電波を学習し、その場で最適な妨害/対抗策を編み出す技術も研究されています。

 

 

出典:Google Gemini

 

 

PR:

110GHz複素誘電率測定システム – FPOR製品(ネクステム株式会社)と協調してソリューション提供

弊社とネクステム株式会社は、協調して110GHz複素誘電率測定システム(FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR)を提供いたします。   FPORお問い合せ先: ネクステム株式会社 ホームページhttp://www.nextem.co.jp/ Email: info@nextem.co.jp 電話:06-6977-7027 システムカタログ ダウンロード   ネクス[…]

 

  • 10MHz~110GHz誘電率測定セミナ・デモ風景

 

  • QWED社:FPOR:FABRY-PEROT OPEN RESONATOR 

  Dielectric constant:Dk = 1 – 15 (accuracy ± 0.2 %)

  Loss tangent:Df > 5 × 10–6 (accuracy ± 2 %)

 

  • Ceyear社:3674P 10MHz~110GHz VNA ¥47,620,000.~

  1.0mmコネクタケーブルによる直接接続(VNAにエクステンダ不要)

 

 

 

 

 

PR:

SDS8000Aシリーズ オシロスコープ

特長と利点
4チャンネル + 外部トリガーチャンネル
アナログチャンネル帯域幅:最大16GHz(8/13/16GHz)
リアルタイムサンプリングレート:最大40GSa/s(全チャンネル同時)
12ビットADC
低ノイズフロア:16GHz帯域幅で176μVrms
SPOテクノロジー
・ 波形キャプチャレート:最大200,000フレーム/秒
・ 256段階の波形輝度と色温度表示をサポート
・ 最大2Gポイント/チャンネルのストレージ容量
・ デジタルトリガー

・Coming soon

SSG6M80Aシリーズ
マルチチャネル・コヒーレント・マイクロ波信号発生器
主な特長
・最大周波数 13.6 GHz/20 GHz
・出力周波数分解能 最大0.001 Hz
・位相ノイズ < -136 dBc/Hz @ 1 GHz、オフセット 10 kHz(測定値)
・コヒーレントモード、搬送周波数 = 10 GHz、周囲温度変動 ±2℃、観測時間 5時間、位相変動 < 1.5°
・チャンネル間の周波数、振幅、位相を個別に調整可能。単一デバイスチャンネル同期および複数デバイスチャンネル位相同期をサポート。位相メモリ機能搭載
・アナログ変調、パルス変調(オプション)

・Coming soon

 

 

SSA6000A Series Signal Analyzer

Main Features
・Measurement Frequency Range: 2 Hz ~ 50 GHz
・IQ Analysis Bandwidth: 1.2 GHz
・Real-time Spectrum Analysis Bandwidth: 400 MHz
・Phase Noise: -123 dBc/Hz @ 1 GHz, 10 kHz offset
・DANL: Less than -165 dBm/Hz
・Demodulation and analysis of signals from multiple mobile communication standards including 5G NR, LTE/LTE-A, WLAN, and IoT, as well as wireless connections.

・Coming soon

 

SNA6000A Series Vector Network Analyzer

Key Features
・Frequency Range: 100 kHz ~ 50 GHz
・Dynamic Range: 135 dB
・IF Bandwidth Range: 1 Hz ~ 10 MHz
・Output Power Setting Range: -60 dBm ~ +20 dBm
・Supports 4-port (2-source) S-parameter measurements, differential (balanced) measurements, time-domain analysis, scalar mixer measurements, etc.
・Optional accessories include electronic calibration kits, switch matrix, and mechanical switches.
・Coming soon

 

 

 

お礼、

T&Mコーポレーションは設立5年ですが、おかげさまで業績を着実に伸ばしており、
オフィスを港区芝(最寄り駅浜松町)に移転し、スペースも拡大いたしました。
欧米計測器メーカーが値上げをする中、(110GHz VNAでは1億円超え)
弊社では若干の値下げをさせていただき、Ceyear社110GHz VNAは5000万円以下です。
高額な設備投資を伴う製品開発では、市場投入までの時間(Time to Market)の短縮、「スピード感」が求められます。
電子計測器業界の「ゲームチェンジャー」として、高性能/高信頼/低価格/短納期を武器に
T&Mコーポレーションはお客様のご予算を最大限生かす製品群をご提案させていただいております。

 

 

関連製品

関連製品