WSJT-Xの設定が完了し、デコード(解読)ができるようになったら、次はPSK Reporterを活用しましょう。
このサイトは、世界中のアマチュア無線家が「今、誰の電波を受信しているか」をリアルタイムで共有する巨大な地図です。自分の電波がどこまで飛んでいるか、あるいは特定の周波数のコンディション(伝搬状況)を一目で把握できます。
1. 自分の電波の到達範囲を確認する(送信チェック)
FT8で数回「CQ」を出したり、誰かと交信したりした後に、PSK Reporter Map にアクセスします。
検索条件の設定(画面上部)
地図の上の入力欄を次のように設定します。
-
On (Band):
Allまたは運用中のバンド(例:40m)を選択。 -
Signals (Mode):
FT8を選択。 -
Sent/Received by:
Sent by(~によって送信された)を選択。 -
Callsign: 自分のコールサインを入力。
-
Over the last:
15 minutes(直近15分)などを選択。 -
[Go!] ボタンをクリック。
結果の見方
地図上にピンが表示されます。
-
ピンの場所: あなたの電波を受信し、レポートをアップロードした局の所在地です。
-
ピンの色: 受信からの経過時間(新しいほど赤く、古いほど青・緑になります)。
-
吹き出し: ピンをクリックすると、相手の設備や、あなたの信号がどれくらいの強さ(SNR)で届いたかが表示されます。
2. 受信できているか確認する(モニターチェック)
自分が「受信」できているかを客観的に確認することもできます。
-
Sent/Received by:
Received by(~によって受信された)を選択。 -
Callsign: 自分のコールサインを入力。
-
地図上にピンが現れれば、あなたのPC(WSJT-X)が正常にデータをサーバーへ送れている証拠です。
3. コンディションの把握に使う
特定の地域(例:ヨーロッパや北米)と交信したいとき、今電波が通っているかを確認するのに便利です。
-
Sent/Received by:
Signals(信号)を選択。 -
Callsign: (空欄にする)
-
Grid:
PM95(自分のグリッドロケーター)などを入力。 -
これにより、「自分の近所の人が、今世界のどこを受信できているか」がわかります。自分に何も見えていなくても、近所の人が海外を受信していれば、アンテナや設定を見直すヒントになります。
4. 運用のコツと注意点
-
反映のタイムラグ: 送信してから地図に反映されるまで、通常 1〜3分程度 かかります。
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「耳」の性能差: 相手のアンテナが巨大なビームアンテナであれば、自分の弱い電波も拾ってくれます。逆に、相手のピンが立っていても、こちらで相手が見えない(受信できない)ことは多々あります。
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プライバシー: 自分の位置が地図に出るのが気になる場合は、WSJT-Xの
Settings>ReportingでEnable PSK Reporter Spottingのチェックを外せば送信されなくなります。
💡 次のステップ
これで「自分の電波が世界に届いている」ことが視覚的に確認できました。
次は、実際にCQを出している局を呼び出す際の「クリックのタイミング」や、交信を自動で記録する「ログソフトとの連携」について解説しましょうか?
出典:Google Gemini
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