スペクトラムアナライザ おすすめ

 

スペクトラムアナライザは、無線通信、電子機器の開発、EMC(電磁両立性)試験など、さまざまな分野で信号の周波数成分を可視化するために用いられる計測器です。ここでは、用途別におすすめのスペクトラムアナライザを紹介します。

初心者・教育用途におすすめ

OWON XSA1015P-TG
9kHz~1.5GHzの周波数帯に対応し、トラッキングジェネレータを内蔵した高コストパフォーマンス機。
初学者や教育機関でのEMIプリスキャンなどの入門的な測定に適しています。コンパクトな筐体とシンプルな操作性が特徴です。

  • 周波数範囲:9kHz~1.5GHz

  • トラッキングジェネレータ搭載

  • EMI測定対応(簡易)

  • 低価格・導入しやすい

EMC測定や一般的な研究開発におすすめ

SIGLENT SVA1015X
スペクトラムアナライザ機能に加えて、オプションでベクトルネットワークアナライザ(VNA)やEMIプリコンプライアンス機能を追加可能。EMC対策やアンテナ特性評価など、多目的に活用できます。

  • 周波数範囲:9kHz~1.5GHz

  • VNA機能、EMI測定機能(オプション)

  • 画面が見やすく操作も直感的

  • 中級者以上にも人気のモデル

SIGLENT SSA3021X Plus
高速スイープ、高いダイナミックレンジ、AM/FM/ASK/FSKなどの変調解析に対応。中小企業の研究開発用にもおすすめされる、バランスの取れた1台です。

  • 周波数範囲:9kHz~2.1GHz

  • トラッキングジェネレータ搭載

  • 変調解析、VNA機能対応(オプション)

ハイエンド開発や通信規格対応におすすめ

SIGLENT SSA5000Aシリーズ
最大26.5GHzまで対応し、5G、Wi-Fi、BluetoothなどのRF通信規格にも対応。広帯域I/Q解析や高精度なノイズ測定も可能で、先端研究開発に最適です。

  • 周波数範囲:9kHz~26.5GHz

  • 最大40MHz I/Q解析帯域

  • 各種通信規格解析(オプション)

フィールド測定・持ち運び用途におすすめ

SIGLENT SHA850Aシリーズ
ハンドヘルドタイプながら、7.5GHzまでのスペクトラムアナライザ、トラッキングジェネレータ、VNA、EMI測定など多機能を搭載。屋外での基地局検査や現場ノイズ解析に適しています。

  • 周波数範囲:9kHz~7.5GHz

  • バッテリー駆動・軽量設計

  • VNA、ケーブル測定、EMI測定対応


スペクトラムアナライザの選び方ポイント

用途 おすすめ機能
EMC対策・ノイズ測定 EMI測定オプション、RBWの細かさ
アンプやフィルタ評価 トラッキングジェネレータ付き
通信規格開発 変調解析機能、I/Q解析
教育用 操作が簡単で低価格なモデル
屋外・現場使用 バッテリー駆動、耐久性、軽量性

まとめ

スペクトラムアナライザは、目的や予算に応じて選ぶことが重要です。T&Mコーポレーション株式会社では、教育用から高性能モデルまで幅広く取り扱っており、導入支援や技術サポートも行っております。選定に迷った際は、お気軽にご相談ください。