SMM3312Xを用いたFETのIV特性測定方法 Id-Vgs
1. 概要
FETのIV特性測定では、CH1とCH2の2CHを使用します。
CH1ではゲート電圧を0V~6Vまで掃引します。掃引のステップ数は101とします。
CH2は電流源として出力を0A~2.5A掃引します。出力電圧は2Vまでとします。ステップ数は51とします。
動作としては、CH1でゲート電圧を決め、そのゲート電圧でどれだけドレイン電流が流れるかをCH2の出力電流を掃引しながら測定します。CH2の電流測定が終わったら、CH1の電圧を次の電圧に上げて測定します。これを繰り返します。
2.1 外部配線
2.1 FETとの接続

2.2 Digital IOの結線
SMM3000X後面のDigital IOは、CH1とCH2の間でトリガの受け渡しを行うため以下のように結線します。
Pin1~Pin9 、Pin2~Pin10

3.チャンネル設定
3.1 Measureの設定
CH1のMeasure設定を行います。CH1は電圧を測定します。
CH1のをタッチし、CH1を拡大表示します。

Measure:の部分をタッチします。

Measure ParametersでVOLTS(V)を選択します。

Measureの数字部分をタッチします。

Measure SpeedをManualで0.0100PLC/200usに設定します。ウインド右上のXでMeasure Settingのウインドウを閉じることができます。

CH2の設定を行います。CH2は電流源として動作させ、その電流を測定します。
CH2のSource:部分をタッチします。

AMPS(I)をタッチします。

Measure:をタッチします。

AMPS(I)をタッチします。

電流源の電圧リミットを設定します。Limit:の数字部分をタッチします。

ここでは、2Vを電流源のリミット電圧とします。

HOMEボタンを押すか、画面のHOMEをタッチしてHOMEに戻ります。

3.2 SWEEP設定
CH1のSweep設定:
CH1はFETのゲート電圧とします。0-6.0Vの範囲で101ポイントを設定します。CH1画面を拡大し、AWGボタンをタッチします。

Sweepをタッチします。
SweepをON、Start:0mV、Stop:6V、Points:101に設定します。

Sweep Settingをタッチします。
Output After Sweep/ListをEND VALUEに設定します。

CH2のSweep設定:
画面左の“2”の部分をタッチし、CH2のSweep設定行います。
SweepをON、Start:0nA、Stop:2.5A、Points:51に設定します。

Sweep Settingは以下のように設定します。

Home画面に戻ります。
3.3 Trigger設定
CH1のTrigger設定:
CH1の設定画面を拡大し、Triggerボタンをタッチします。

Configボタンをタッチします。

CH1のARMレイヤの設定:
Layer:ARM、Action:ACQに設定します。
Count:1
Bypass:OFF(デフォルト値)
Trigger Source:Auto(デフォルト値)
Period:10us(デフォルト値)
Trigger Delay:0 s(デフォルト値)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

Layer:ARM、Action:TRANSに設定します。
Count:1
Bypass:OFF(デフォルト値)
Trigger Source:Auto(デフォルト値)
Period:10us(デフォルト値)
Trigger Delay:0 s(デフォルト値)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

CH1 Triggerレイヤの設定:
Layer:TRIGGER、Action:TRANSに設定します。
Count:101(Sweepで設定したステップ数)
Bypass:ON(最初のトリガ:Initiate AllでTrigger待ちをバイパスします)
Trigger Source:EXT10(2ループ以降のトリガソース)
Period:2ms(トリガレイヤの期間を2msとします)
Trigger Delay:1ms(トリガからのDelayを1msecにします、CH2のTimerの時間に合わせています)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

Layer:TRIGGER、Action:ACQに設定します。
Count:101(Sweepで設定したステップ数)
Bypass:ON(最初のトリガ:Initiate AllでTrigger待ちをバイパスします)
Trigger Source:EXT10(2ループ以降のトリガソース)
Period:2ms(トリガレイヤの期間を2msとします)
Trigger Delay:1.8ms(トリガからのDelayを1.8msecにします、Sourceで電圧切り替えてから0.8ms後に電圧測定します)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

CH1 ACTIONレイヤの設定:
Layer:Action、Action:ACQに設定します。
Count:101(Sweepで設定したステップ数:変えられません)
Bypass:ON(変えられません)
Trigger Source:EXT10(変えられません)
Period:2ms(変えられません)
Trigger Delay:1.8ms(変えられません)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

Layer:Action、Action:TRANSに設定します。
Count:101(Sweepで設定したステップ数:変えられません)
Bypass:ON(変えられません)
Trigger Source:EXT10(変えられません)
Period:2ms(変えられません)
Trigger Delay:1.8ms(変えられません)
Trigger Output:ON(CH2にトリガ信号出します)
Trigger Output Signal:EXT1(トリガはEXT1から出力します)

CH2のTrigger設定:
CH2のTrigger設定画面のConfigボタンをタッチします。
CH2 ARMレイヤの設定:
Layer:ARM、Action:ACQに設定します。
Count:101(CH1のステップ数と同じです)
Bypass:OFF(デフォルト値)
Trigger Source:EXT9
Period:10us(デフォルト値)
Trigger Delay:0 s(デフォルト値)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

Layer:ARM、Action:TRANSに設定します。
Count:101(CH1のステップ数と同じです)
Bypass:OFF(デフォルト値)
Trigger Source:EXT9
Period:10us(デフォルト値)
Trigger Delay:0 s(デフォルト値)
Trigger Output:OFF(デフォルト値)
Trigger Output Signal:Ext1(デフォルト値)

Triggerレイヤを設定します。
Layer:TRIGGER、Action:TRANSに設定します。
Count:51(CH2のステップ数と同じです)
Bypass:OFF(デフォルト値)
Trigger Source:TIMER(Periodで設定される周期でトリガがかかります)
Period:1ms
Trigger Delay:0 s(デフォルト値)
Trigger Output:ON
Trigger Output Signal:EXT2(51ステップの電流測定が終わったらEXT2にトリガ出します)

Layer:TRIGGER、Action:ACQに設定します。
Count:51(CH2のステップ数と同じです)
Bypass:OFF(デフォルト値)
Trigger Source:TIMER(Periodで設定される周期でトリガがかかります)
Period:1ms
Trigger Delay:800us(ソース電流が切り替わってから800usec後にトリガかけます)
Trigger Output:OFF(デフォルト)
Trigger Output Signal:EXT1(デフォルト)

ACTIONレイヤの設定を行います。
Layer:ACTION、Action:ACQに設定します。
Count:51(変えられません)
Bypass:OFF(変えられません)
Trigger Source:TIMER(変えられません)
Period:1ms(変えられません)
Trigger Delay:800us(変えられません)
Trigger Output:OFF(デフォルト)
Trigger Output Signal:EXT1(デフォルト)

Layer:ACTION、Action:TRANSに設定します。
Count:51(変えられません)
Bypass:OFF(変えられません)
Trigger Source:TIMER(変えられません)
Period:1ms(変えられません)
Trigger Delay:800us(変えられません)
Trigger Output:OFF(デフォルト)
Trigger Output Signal:EXT1(デフォルト)

3.4 トリガピン設定
CH1とCH2のトリガの受け渡しのための設定を行います。
フロントパネルのMENUボタンを押すか、画面上部のMENU部分をタッチしてメニュー画面に入ります。

I/Oのボタンをタッチします。

DirectionでOUTPUTを選び、pin1を以下の設定にします。
Direction: OUTPUT
Pin#: pin.1
Function: TRIGGER
Output Trigger Timing: BEFORE
Output Pulse Width: 100us

DirectionでOUTPUTを選び、pin2を以下の設定にします。
Direction: OUTPUT
Pin#: pin.2
Function: TRIGGER
Output Trigger Timing: AFTER
Output Pulse Width: 100us

DirectionでINPUTを選び、pin9及びpin10を以下の設定にします。


4.設定の保存と読み出し
設定は以下の方法で保存可能です。フロントパネルのMENUボタンを押すか、画面上部のMENU部分をタッチしてメニュー画面に入りSaveをタッチします。

何を保存するか聞いてくるので、Configを選択します。

File Nameにファイル名を入力してOKを押すと設定が保存されます。USBメモリを接続した場合は、USBメモリに保存も可能です。

設定の読出しはMENUのLoadボタンをから可能です。フロントパネルのMENUボタンを押すか、画面上部のMENU部分をタッチしてメニュー画面に入りLoadをタッチします。

読み込むファイルを聞いてくるので、ConfigのLoadボタンをタッチする。

読み込みたいファイルを選択して、OKを押すと設定が読み込まれます。

5. I-V測定
測定の配線、Trigger入出力が正しく接続されていることを確認し、測定を開始する。測定は、HOME画面のIDLE部をタッチし、Initiate-> Allで開始することができます。

測定が終了後は出力をOFFにします。
6.測定結果の確認
CH1を拡大し、Resultをタッチします。

CH1の測定結果が表示されます。

同様に、CH2のResultも確認します。画面左側の2をタッチするとCH2の結果に移動できます。

7. データの保存
外部USBメモリに保存の場合は、USBメモリをフロントパネルのUSBコネクタに挿入します。Result画面で、Saveをタッチします。

Measureをタッチします。

USBメモリ(U-disk0)を選択し、File Nameを入力し、OKを押すとデータがUSBメモリに保存されます。

CH1も同様に保存します。


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