特長
CSDシリーズ 同軸シャント Mタイプ(ボルト型)
・業界初の超広帯域技術Ultrafast Current Shunt(UFCS)、最大帯域幅2GHz
・業界初、高信頼性のシングルナット固定ボルト型構造
・取付構造以外の抵抗値・帯域幅・立ち上がり時間・電力・重量・パルスエネルギーはCSD***Bシリーズ(リード線型)と同一
・0.005Ω~0.2Ωの中から複数の抵抗値を選択可能
・高周波挿入損失なし
・ボルト型同軸シャントはPCB基板の占有面積が小さい
・SiC・GaN半導体の電流測定に対応
現代のパワーエレクトロニクスの急速な発展に伴い、SiC/GaNパワーデバイスの応用がますます広がり、エンジニアは周波数が数百kHz、電流が数十Aに達する高速パルス電流を測定する必要があります。従来の高周波電流プローブ(CYBERTEKの高周波AC/DCプローブHCP8000シリーズなど)は鉄心とシールド層を備えており、これらの材料は高周波電流によって大きな損失と発熱を生じます(HCP8000シリーズ取扱説明書の電流周波数ディレーティング曲線を参照)。そのため、エンジニアがこうした回路を測定する際に、電流プローブを焼損させてしまうことがあります。同軸シャントは純抵抗の構造で、高周波電流でも損失が増えないため、高周波電流の検出に非常に適しています。
CYBERTEKの超広帯域同軸シャントUltrafast Current Shunt(UFCS)には、2種類の接続方式があります。
1、リード線型:CSD***Bシリーズ同軸シャントは、2本のピンで回路基板にはんだ付けします。
2、ボルト型:CSD***Mシリーズ同軸シャントは、ボルトとナットで回路基板に固定します。
ボルト型CSD***Mシリーズ同軸シャントを使用する際は、PCB基板の穴に差し込み、ナットを1つ締めるだけで済みます。リード線型CSD***Bシリーズ同軸シャントと比べて、このボルト型同軸シャントは取り付けと取り外しを繰り返し行え、非常に便利です。
ボルト型製品のボルト固定機構には新しい高信頼性設計を採用しており、ナットの締めすぎによって同軸シャントの内部構造が損傷する可能性を大幅に低減できます。
1、PCBの裏面からナット1個で固定する
2、PCBの裏面に表面実装ナットを1個はんだ付けすれば、部品面から手または工具で同軸シャントを締め付けられます。
素手で簡単に取り付け・取り外しができるため、エンジニアは抵抗値の異なる同軸シャントを手軽に交換できます。素手での取り付けでは大きなトルクがかからないため、同軸シャントの損傷を防げます。
3、従来のT&M同軸シャントのPCB銅箔取付寸法に対応でき、導電ベースを1つ追加するだけで済みます。
CYBERTEKの同軸シャントは独自の同軸抵抗構造設計により、入出力の浮遊インダクタンスが極めて小さく、そのため非常に広い帯域幅(代表帯域幅2GHz超)と平坦な振幅周波数特性を持ちます。CYBERTEKの同軸シャントの出力波形には、歪みや振動がほとんどありません。
同軸シャントは単なる抵抗で絶縁機能を持たないため、オシロスコープと被測定回路は共通接地にする必要があります。フローティング電流を測定する場合は、CYBERTEKのOPL6000またはOPB6000シリーズ光ファイバ絶縁電圧プローブと組み合わせる必要があります。
同軸シャントのBNC出力端は、50Ωインピーダンスの同軸ケーブルでオシロスコープの入力端に接続し、同時にオシロスコープの入力インピーダンスを50Ωに設定する必要があります。そうしないと、高周波パルスの測定時に波形が振動します。ローエンドのオシロスコープには50Ωインピーダンスの設定がない場合があります。その場合は、CYBERTEKの50Ωスルータイプ抵抗CK-50を別途ご購入のうえ、整合させてください。
応用1:ダブルパルス試験のローサイドのId電流を測定します。ハーフブリッジのローサイドのS極はオシロスコープと共通接地にできるため、同軸シャントは絶縁せずにオシロスコープへ直接接続できます。
CH1:測定項目 Vgs2/プローブの種類 10:1パッシブプローブ/プローブ型番 P6501
CH2:測定項目 Ig2/プローブの種類 低電圧差動/プローブ型番 DP6020A
CH3:測定項目 Id2/プローブの種類 同軸シャント/プローブ型番 CSD01M20
CH4:測定項目 Vds2/プローブの種類 高電圧差動/プローブ型番 DP6150
応用2:ダブルパルス試験のハイサイドのId電流を測定します。ハーフブリッジのハイサイドはフローティングであるため、同軸シャントはCYBERTEKのOPL6000またはOPB6000シリーズ光ファイバ絶縁電圧プローブと組み合わせなければ測定できません。同じ試験条件で、ハイサイドの電流波形は応用2で測定したローサイドの電流波形と完全に一致しています。これにより、同軸シャント+CYBERTEKの光絶縁プローブでフローティング電流を測定する方法が十分に実用的で、高い同相除去比(CMRR)を持つことが実証されています。
CH1:測定項目 Vgs1/プローブの種類 光絶縁/プローブ型番 OPL6050
CH2:測定項目 Id1/プローブの種類 同軸シャント+光絶縁/プローブ型番 CSD01M20+OPL6050
CH3:測定項目 Vds1/プローブの種類 高電圧差動/プローブ型番 DP6150
価格・仕様
| モデル | CSD005M10 | CSD01M20 | CSD02M20 | CSD050M12 | CSD100M06 | CSD200M04 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | ¥44,000 | ¥51,700 | ||||
| 立ち上がり時間 | ≤350ps | ≤175ps | ≤300ps | ≤600ps | ≤875ps | |
| 帯域幅(-3 dB) | 1GHz | 2GHz | 1.2GHz | 600MHz | 400MHz | |
| 信号出力コネクタ | BNC | |||||
| 抵抗値偏差 | ≤1%(実抵抗値は本体に表示) | |||||
| 抵抗値 | 0.005Ω | 0.01Ω | 0.02Ω | 0.05Ω | 0.1Ω | 0.2Ω |
| 最大連続電力 | 2W | 3W | ||||
| 抵抗温度係数/℃ | ±40ppm | |||||
| 最大許容パルスエネルギー | 5J | 4J | 6J | 8J | 10J | |
| 同軸シャント直径 | 10.5mm | |||||
| 同軸シャント長さ | 42.8mm | 58.8mm | 78.8mm | |||
| 入力ボルト寸法(ボルト型) | M3/長さ10mm | |||||
| PCB銅箔接触部(ボルト型) | 直径10.5mmの導電リング | |||||
| 固定ナット最大締付トルク | 0.5N·m | |||||
| 本体重量 | 15g | 18g | 20g | |||
付属品及びオプション
| 標準付属品 | 数量 |
|---|---|
| シャント本体 | 1個 |
| BNCケーブル | 1本 |
| 取扱説明書 | 1冊 |
| 保証書 | 1枚 |
| 検査報告書 | 1枚 |

T&M
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